墓守の少女
私は黒マントの顔のない死神に墓守をするよう命じられた。
以来、100年近くたった。しかし、現実味がなくて夢かとも思う。
墓守の仕事は、墓の死者たちの安寧を維持すること。そして闇の霧を祓うこと。
死神は神様の一人である。死神は、何もしない。ただ、寿命の尽きた人を導いて死者の国に誘うのが仕事だ。
死神より遥かに恐ろしいのは、死者の魂を食らう闇の霧だ。これに喰われると輪廻転生が消滅し、生まれ変われなくなる。
朝がくる。無事に夜をすごした死者は死神とともに空に昇っていく。
私は、いつになったら空に昇っていけるのだろうか。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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