小説『お握りと麦茶』【ニャンノ世界】
『お握りと麦茶』
常夜監督は、撮影や編集を頑張った俳優でありスタッフの役写叶絵にお握りと麦茶を振る舞う。
「私のではないですよね」
「Ja!」
「ほっ」
さすがに、日常パートぐらいは
平穏に過ごしたいと思う
役写叶絵であり、
常夜将軍の一人である
常夜監督に仕えているが、
本質的には穏健派に属すのだろうか?
役写叶絵は、時に人というものは
様々な仮面を持っている。
常夜監督は人だろうか?
あるいは怪異だろうか?
ましてや、彼女自身は…
と、冷えた麦茶と
ほっかほかのおにぎりを
食しながら思考を巡らせるのであった。
呪文
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