なみなみちゃんと どうてんピーくん
どうてんピーくんが“観測されて動けなくなった瞬間”を、やわらかく哲学的に切り取っています。
なみなみちゃんの視線が、まるで“時を止める観測者”のように描かれており、
板書された波動方程式がその場の静けさに深みを与えています。
📜 詩編『だるまPが転んだ』
ぼくがうごいたって?
そんなの——
君が見てないときだけ、だよ?
君がふりかえる
君が観測する
君の目が ぼくを 点にする
だから
君が見てる間は
ぼくは “ぜったいに” 動かない
だけど、
それって 本当に 「動いてない」って言えるの?
ぼくが黒板の上にいたのに
次の瞬間には 窓ぎわで笑ってたとしても
君が見てなければ
それは “なかったこと” なんだよね?
「だるまさんがころんだ」
「観測者がふりむいた」
この遊びは
“知っている”ことと
“信じている”ことのあいだで
揺れている
観測するたび、
ぼくは 固まる
観測をやめるたび、
ぼくは 踊る
ふしぎだね
ぼくは “動かない”ことで
動いてるって 証明されてる
あそびは、まだ終わってない
だって君は、
まだぼくを 見てるから——
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3,4枚目:ImageFX
呪文
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