『眼帯戦線―東奔西走機動戦―』【ニャンノ世界】
これにより、中島自由主義東部戦線軍+連合軍と中島第一主義東部戦線軍の間で膠着していた状態が、巽李七の存在で
敵勢力、中島自由主義と連合軍の兵士を
中島百空民による中島洗脳で、中島第一主義に傾倒、勢力に収めることに成功する。
中島自由主義東部戦線軍と連合軍は
大きく後退せざるおえなくなった。
司令部は中島巽李七伍長を2階級昇進として中島巽李七 曹長に出世する。
中島大佐は彼女に対し、命を下す
「中島巽李七曹長、敵は今、建て直しを迫られている、曹長は中島嵐歩少佐の師団と共に東部戦線にあるWui-Fyii破壊と敵兵器破壊を命ずる」
「はっ!」
師である中島嵐歩との作戦行動は
彼女にとって、光栄なことであった。
なぜなら、彼女の今に
中島嵐歩は欠かせなかった。
眼帯の軍人、嵐歩もまた、戦略級軍迅として戦場に出れば一騎当千の活躍をする。
そして、彼女の兵団もまた、戦術級軍迅が幾人かいて、無駄のない作戦行動で、
戦果をあげる。
それはある種の、軍勢における…
英雄であり、使命を以てして
彼女は一層の奮起で作戦に望むのだった。
作戦が開始される
味方の戦車を背に
弾幕を掻い潜る…
街中での戦闘…
味方よりも敵に利がある。
尚且つ、本作戦は
特に中島巽李七の場合、
Wui-Fyii破壊や敵兵器破壊に
動く必要があった。
だからこそ、
迅速に作戦を成功することが
味方の被害を抑え命を救うことにあるのは
必然であった。
その為ならば、敵兵士に変装し
兵器を破壊することも辞さない
食糧庫の破壊は特に中島自由主義と連合軍に大打撃を与え、東部戦線で、降伏する敵兵士が増加し、中島第一主義に属していった。
これは、イデオロギーの戦いではあるが、兵士にとって、重要なのは、何よりも家族のため、生存こそが大切であったから、この試みは後に…中島自由主義+連合軍には欠けていたものであった。
理想なくして、大義はなせんが…
食糧なくして、戦争は不可能であった…
数の暴力で中島第一主義を圧倒していた
中島自由主義と諸外国から成る連合軍は、
東部戦線を放棄する。
この電撃的な機動戦術は、かつての電撃作戦を彷彿とさせるものであった。
巽李七と嵐歩は、作戦を終了し、
トランシーバーをいただく。
「この戦いは終われども、今度は内政が待っている、一時の勝利に油断するなよ、巽李七曹長」
「はっ!」
そう答えると、巽李七は月を見て思う
「中島統一を成すには月のように遠い、しかし、理想を成すための魂はあの月のように輝いている」
セピア色の作戦コードに、記すのは、一筋の土なのかもしれない…
だが、花を咲かせるために、彼女は文字を綴るのであった。
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