小説『室井さんの焚き火飯 with 猫人形』【ニャンノ世界】
『室井さんの焚き火飯 with 猫人形』
育てた焚き火で飯を作る。
焚き火飯の醍醐味である。
今宵は寒くなる、ゆえに暖かいものをということでホッカイロウの川で釣った魚を焼く室井さん。
彼女は世界の各地で旅を続け、自然の風景や終末事変以前の遺跡を巡り歴史の物語を紡ぐのが好きなクリエイターでもある。
今日は焚き火、シンプルに塩で味付けした鮭を焼く。
装飾がない、旨さへの探求が魚にはあり、猫人形が呟く。
「うまそうだね」
ジェネリック・ネコノは、旅の道中で出会った怪異である。
通常、怪異には危険な存在もいるのだが、このジェネリック・ネコノは、キャンプを過ごすのが好きな猫人形であったため、一緒にご飯を食べることになった。
美味しく焼けた鮭を食べる。
そして、あったかなお茶で一杯
「幸せ~」
室井さんの尊い姿に文化人形は
「焚き火飯最高だね、猫乃拉麺もいかがらかな」
と、即席麺を召喚しニヤリと笑う
「対価はあるの?」
「対価はね~君の喜びがあれば励みになるよ」
「やった!」
猫乃拉麺を食べる室井、焚き火飯の宴は続く、育てし焚き火、素敵な焚き火飯が広がっているのだから。
動画(YoutubeShorts)
https://youtube.com/shorts/JdvLFVrIZqo?si=8Dudf1z1q5fgCDLe
〈猫人形の怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/
(猫メモ)
本作はアグロ🐟️さんの作品
『番外編「朝一の日課 」』
https://www.chichi-pui.com/posts/a7ccb68b-ac56-46c3-98d4-0a9b7df17975/
を見て、うちの猫人形とコラボさせたいと思い制作したものです。
呪文
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