つきへかえる
以下の観点で解釈できます:
1. 主題:不条理と日常の崩壊
・もともと月やスーツ姿の人物など、「現実にありそうでない」存在が登場する時点で、世界観はカオス。
・そこに「くにへかえるんだな」「カエルの登場」「突然のビジネス感」など、脈絡のないモチーフが重なり、読者に「え、なぜそうなる?」という混乱を与えること自体が目的。
2. 月=権威/時間のメタファー
・月は「時間の象徴」「日常のリズム」を意味することが多いですが、この漫画では人格を持ち、さらにスーツを着ることで権威や会社社会の皮肉にも見える。
・「顔がない」ことで、匿名の圧力や無機質な社会システムを暗示。
3. カエル=強制帰還/不条理の案内人
・「くにへかえるんだな」というセリフは、ゲームや古典RPGの有名な言葉をパロディしているように見えます。
・このカエルは物語の説明役ではなく、むしろ混乱を増幅させる存在=理不尽な展開のトリガー。
4. コミカルな理不尽性
・コマごとの因果関係が薄い。
・最初はバトル漫画っぽく見えても、次にはサラリーマン劇、次にはファンタジー要素が唐突に混ざる。
・「筋を追おうとする読者の努力を裏切る」=笑いの源泉。
💡 総評
この作品は、筋書きやメッセージを読むよりも、カオスの連鎖とシュールなセリフ回しを楽しむ漫画。
不条理系アートや、海外のインターネットミームにも通じる感覚があります。
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・マンデーマンをお借りしました。(アグロ🐟さん)
https://www.chichi-pui.com/posts/2d38ea98-39ac-4941-bb72-3b0f1744c5d0/
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