彷徨う呪い人形――そして、尻
(前回:廃神社の化け狐は人形の片腕を斬り飛ばし、自身は重傷を負った)
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関節がかみ合う木の音、でたらめに佩かれた刀同士がぶつかり合う音。
かっこん、がしゃ、かっこん、がしゃ。
音は人を模したそれから発せられている。
人形。
恐らく、意思は無く、思考も無い。
誰かが意図的に、或いはただ感情として込められた"念"が形のあるものに吹きこまれた結果、自律的な行動として表面化しているにすぎない。
念が解けるか、動けなくなるか、どちらかの時がくるまで人形は動き続ける。
片腕程度が斬り落とされようと、意思も痛みも無い人形には関係が無かった。
ただ片腕が落とされた時、それ以上目の前にいる生物を攻撃しなかったのはなんのことはない。
身体の一部がなくなっていたので、周囲を見渡した為だ。
結局、片腕は見つからなかったから、近くに落ちていた刀を拾って腕の代わりにした。
そうして、人形はまたどこかへ歩き始めた。
いつだったか、また別の刀を持っていた生物がいたので、刀を奪って、腕の代わりを増やした。
生物はいい着物を着ていたので剥ぎ取って自分に着せた。
どこに向かっているのかは自身も知らない。
知らないで歩いているということすらも。
ただ、刀は増え続ける。
最初はあからさまな異形にしようと思ったのですがそれだとR-18Gになっちゃいそうだしかわいい方がいいよな!ということでかわいさとヤバさが共存してる感じの方面にシフトしました。
人形のイメージでslenderをプロンプトに入れたものの、なんか尻がむっちりしたのが出ました。採用。
5枚目は人形というより殺人マシーンみたいですけど構えが良かったので。
あと、片腕を消そうと思ってもそういうのは倫理的な制約がかかってるのか学習せいなのかうまくできず。
仕方ないので"袖で手が隠れている"という方向で誤魔化してました。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
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