田舎歌舞伎「向日葵娘」・ヒマワリのある風景39
1:看板絵
2:花岡華州は花を愛する武士で、特に近年南蛮より渡来した向日葵なる花を愛で、宅内に植えた向日葵の世話に余念がない。
3:華州の愛を受けた向日葵は、次第に華州を恋い慕うようになり、ある日女人の姿となって華州の前に現れる
4:彼女は芸者になりすまし、"葵"と名乗って華州に近づく
5:華州も葵を受け入れ、近くの神社に詣ろうと葵を連れて歩き出す(道行きの場)
6:しかし、もともと向日葵であった葵は所詮は化け物なのである。神社に近づくにつれ、次第に化け物としての本性を現していく葵。
7:すっかり化け物の姿に変わり果てた葵は華州を捕って喰おうとして襲う
8:華州も一端の武士である。化け物となった葵を返り討ちにしてしまう。
9:痛手を負い女人の姿を取り戻した葵は、華州の膝の上で息を引き取る。
10:「花の身にあらずば、余と結ばれしものを・・哀れ、哀れよのお・・」
華州は葵の魂を憐れみ、哀しみの眼差しで空を見上げる。
浮世絵風のヒマワリのある風景を一枚描こうとしたら、なんとなく筋書きが出来て歌舞伎に・・
田舎歌舞伎なので上演時間30分ほどかと思われます
呪文
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