恋するフユキ姐さん
(冬のどこかを誕生日にします)
初登場回↓
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今回はフユキのエピソードをどうぞ
とある音楽番組の収録日。
控室でメンバーたちは衣装チェックに余念がない。
アキナ「フユキ姐さん、その衣装……また大胆っすね〜!」
アキナが茶化すように言う。
フユキ「え?そうかしら?」
白のオフショル衣装からすらりとした鎖骨がのぞくが、本人はまったく気にしていない。
そこへ、番組のディレクターが差し入れを持って入ってきた。
年下のイケメン。韓国アイドル顔負けのスタイルと爽やかさ。
番組ディレクター「お疲れさまです。フユキさん、これ、好きでしたよね?紅茶のチーズケーキ」
フユキ「……え?あ、ありがとう……」
一瞬目が合っただけで、フユキの顔がほんのり赤くなる。
――そして、額に汗がじわり。ノートで顔をあおぐ。
フユキ「(あ・・あれ・・な、なんで汗が・・!?空調効いてるのに・・)」
隣でハルネがぼそっと言う。
ハルネ「はいはい、出たわね、"推し反応"・・」
ナツミがニヤリと笑って耳打ちする。
ナツミ「この人、フユキ姐さんの大好きな韓国アイドル、イ・ソジンに似てるからどストライクかもね・・」
そこに番組ディレクターがにっこり笑ってもう一言。
番組ディレクター「収録終わったら、もしよければ……ちょっとだけ、お茶でもどうですか?」
フユキの手からペンがポトリ。
フユキ「え・・・それって・・あ、いえ、スケジュールが・・あれ、私何言って・・・!?」
(イケメン韓国アイドルを見ると、メロメロに。なおかつ男性経験がほとんどないためパニック中)
顔が真っ赤になった姐さんは、自分でも分からない動きでノートを落とし、拾おうとしてぶつけたテーブルの脚に「痛っ」と小さくつぶやく。
その様子をそっと見ていたカエデが、ぽつり。
カエデ「フユキ姐しゃん・・・恋ってやづは、なかなか手強いんだべ・・・」
アキナ「(しかし、メンバーがいる前でフユキ姐さんを誘うなんて大胆なディレクターね・・ってかうちのグループって恋愛OKなのか??まあ今の時代は自由か・・)」
後日、姐さんがこっそり日記に書いた一行。
『今日あのディレクターとお茶した。彼の笑顔、冷静でなかった私の心が、すこし静かになった。居心地が良かった』
そのページには、ほんのりチーズケーキの香りがしたという──。
ベッドの上で、1人顔を赤くするフユキ姐さんであった。
1枚目はChatGPTで作成
3枚目以降はおまけ
呪文
入力なし