ソフィア・ホワイト Ep.Ⅰ『清浄なる堕落』Scene 2
世俗を離れて久しいこの身にとって、その白く、透き通るような肌の曲線は、忘却の彼方に追いやったはずの歓びを呼び覚ます、強烈な毒となった。目の前に晒された、その清純にして官能的な姿に、私の心は酷く動揺する。
神の下僕として生きてきたはずの私が、聖なる衣の下で熱を帯び、今、一人の男へと無残にも戻っていくのを感じていた。信仰と理性が張り巡らせていた結界は、もう保てない。目の前の彼女こそが、私の破滅であり、私の救済なのだと、本能が叫んでいた。
R-18へ、つづく。
呪文
入力なし