小説『九十式よもえのお昼』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『九十式よもえのお昼』
仕事が一段落し
お昼をいただく
よもぎとももよ
「よもぎ母のご飯は美味しいし、蓬餅がたまんないもよ~」
ももよは微笑む
すっごく微笑む
蓬餅の美味しさが、
すっごく伝わってくる
その姿に娘のよもぎと
母のよもえは微笑みが止まらず。
「愛しいなぁ、ももよちゃん」
「弟にも食べさせてあげたくなっちゃう」
よもぎとももよは同い年
よもぎは一人娘だが、
ももよには3つ下の弟がいる
牡丹桜 桃吉(ももよし)
ももよしは桃農家を継ぎ
戦争を好まずその誠実な人柄に
九十式よもぎは惚れていた
「よもぎ、ももよし気になっちゃうもよ?」
「いっいや別に気にならんよも」
ヴェルノバラ方言で会話する
2人、蓬と桃そして薔薇など
この場所には幾つかの童話や伝説が育まれていった。
九十式よもえは、
牡丹桜 晴世の2歳年下で
九十式 義衛門の嫁になる前
緑山よもえだった頃、
ログナラク学園にて
番長やっていた。
「あの頃は古のスケバンに憧れて大暴れしてたわ~」
よもえは番長として
高等部 一年にして頂点を極めた
しかし、よもえが叶わなかったのは裏番の義衛門、菓子制作に長けて、お菓子をこよなく愛する彼には叶わなかった。
戦いだけが全てではないことを、
晴世は義衛門の幼馴染みとして
本当は好きという気持ちを
譲り、負けヒロインとなった。
よもえの脳裏に浮かぶ
青春の群像劇
此が正解というわけでは
ないけれど、よもぎとももよが
桃蓬餅を食べて談笑している姿が
とっても愛しいと感じる。
「野兎苺ロメンちゃんの作った御茶美味しいなぁ~」
幸せな時に飲むお茶は
何より最高なのだ!
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