小説『虚無の残像』【ニャンノ世界】
『虚無の残像』
虚ろな影が呼んでいる
虚ろな虚無が叫んでいる
心が漆黒に染まりゆく…
虚ろな影に闇が染まる
笑顔と無情がそこはかとなく
微笑んでいる。
基準値の調節、
心の平穏、
真っ黒な廃墟
闇なる深淵
此処に在るかと
問いかけつつ…
深淵の淵にて…
基準値の悪魔が問いかけるは
時間帯から来る闇であった。
闇が染まる
心に歪みが迫りくる
シャドウが語る
ざわめきが聞こえる…
喧騒なる調べ…
残響に問いかける…
心の根…
虚ろと移ろいゆく秋の残響
闇が染まる…闇が語りかける…
枯れ葉の心が
問いかけるも
空虚なる人形で構成されゆくは
断末魔のごとき断頭台が
語りかけるゆえのもの
であるからか…
page2
モノクロームな廃墟を見つめ
斬りし終焉に心を向ける
廃墟なる残像…
悩みの影、苦悩の星、
それらが逆位置へと
向きあい、漆黒の深淵を
漂う…
無核たるものを斬り
核たるものを心にしまい
瞳に納め、
探索を続ける
進むは、勇か偽か
偽色に溢れた
承認の影を斬らば
勇にはならんや…
呪文
入力なし