[がぞうどうぞ]ちびキャラを背負う
せかいは「いのちのほし」とよばれていました。
そのほしには、
みんなをまもる 五つのちから があったのです。
そのひとつが、
やさしい ももほうのちから。
ももいろにひかる、ちいさなつぶのようなもので、
こころをあたため、みんなをなかよくする
ふしぎなちからをもっていました。
あるとき、
ももほうのちからは ちいさな女の子になって、
よのなかにあらわれました。
その子は「ももほうちゃん」とよばれました。
けれども、
ももほうちゃんはひとりでは まだよわくて、
おおきなせかいをあるくことができません。
そこに、
あおいかみをもつ あおぽにちゃんがやってきました。
あおぽにちゃんは、
みんなのこえやおもいを つなげるちからをもつ子でした。
「だいじょうぶ、わたしがおんぶしてあげる」
あおぽにちゃんは、
ももほうちゃんをせなかにのせて、
ももいろのつぶがいっぱいの どうくつのなかをあるきました。
するとふしぎ!
まわりのももいろのつぶたちが
ももほうちゃんにこたえて、
きらきらとかがやきだしたのです。
まるで、
どうくつじゅうが ひとつの「いのちのほし」にかわるように――。
そしてふたりはしりました。
あおと ももが いっしょになれば、
どんなせかいでも やさしく、あたたかくできることを。
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ちびキャラと通常キャラのコラボ
・依頼元「がぞうください、『背中にちびキャラがいる』。」(ちくわさん)
https://www.chichi-pui.com/posts/1abd6dca-fb72-48ce-8e6d-9fb8d6adc032/
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