小説『THE・MESS』【ニャンノ世界】
『THE・MESS』
この世は終末、其は黄昏的であり
些細なる綻びで、無に帰すほどに
世紀末な世界、そんな世界の話であり、帆日部家の次女、帆日部ススメはため息を尽きながら、
苦悩を語るのだった。
「この言葉を別段、呟いたところで、どうにかなるわけでもなしに、それにおまけに、怪異が起きた日にゃ、決まって手が変になることがあるし、考えた時にゃ、手が生えたり、指が増えるわけで…」
と、コーヒーを飲みながら、
目の前の猫らしき存在に語るわけであり、それが本当に猫なのかは
不明で、それでも尚、非日常は、
この世じゃ当たり前の日常であるから、ポツポツと語り続ける。
「洋裁部がはりきっちゃってね、なんだかさー、色んな服、着させられたの…姉ちゃんは、喜ぶのかもしれんけど…さぁ~、雑多なほど迷うんだよね」
髪がクシャクシャになってるのは、決まらぬことに対する呟きであり、現在、彼女の中に存在する脳裏には、定まらぬ不明瞭な霧が
辺りを覆っていたわけであり、
この霧がもたらす、怪異的な存在が、このようなネガティブな感情に付随させてるのかもしれないが、其は生来の帆日部ススメが
経験してきたなかで、培われた
混沌なものに対する懐疑さが、
そのような曇天的な心情へと至らせたのかもしれない。
「ソノカンガエカタハタイセツダ…アカルサハフラグヲヨブ…シカシ、クラサモマタシニガミヲヨブカラネ」
目を開く帆日部、そして、
口を開く前に、猫らしき存在はどこかへ消えた。
それが、本当に猫であったかは
不明でしかないわけだが、
ただひとつ、確実に分かるのは
「猫が喋ったな…まぁ、普通か」
ということである。
真っ暗な世界、
太陽は日常
月は非日常を見せるのやもしれない。
帆日部ススメは終末部にて探索を開始する。
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