小説『辻斬り侍お断り』【ニャンノ世界】
#霧辻カオル #侍 #終末
#秘密結社シャドウズ
#斬返刺のカオル #仕事人 #小説
#ダークヒーロー
【絵物語】
『辻斬り侍お断り』
頭の中が壊れていった
感覚を抱いたことはないだろうか
唐突に、夜道を歩いていると、
ふと湧いてくる闇なる自分に嫌悪する
月の空が、虚空を斬り結び
虚無に陥らせ無力感を抱かせる
闇が私は嫌いだった。
そして、今、まさに目の前に
スマホを持って辻斬りをしようという
者が現れる…
承認のために対象を斬ろうとするもの、
私はその手の輩が好ましくなかった。
だからこそ、影に墜ちてしまったのだろう…
大量消費、大量承認の為に、
無意味な承認欲求を満たすための
道具にされなければならないのが
嫌いだった…
ゆえに、私は辻斬りを行う者を
斬るための仕事人となった。
今日も街には、辻斬りが現れる
スマホを片手に承認欲求を満たすために
大量承認と大量消費をしている
さながら、汚物を道路にぶちまけてるようであった。
言っておくが、此は正義の為ではないし
私が私、自身の為に、行う行動に過ぎない
ゆえに称賛される謂れはないし、
現に、辻斬りを斬る者もまた、悪だということを自覚している。
それでも、私が刀を持って〈斬返刺〉のは、彼ら、辻斬りが花粉や埃となんら変わらない不愉快な存在だと思うからであった。
暗いアスファルト場に転がる地獄行きの仏をおいて、何処へと向かう私、霧辻カオルは、鼻がムズムズしていた。
人類ほど、鼻をムズムズさせる存在だということを、人類というものは知らないらしい…いや、思いたくないだけだろうから…
(猫メモ)
シルエットやダークな作品を生成させるのも私の癖なのだなと感じますね。
其よりも、花粉や埃は創造性を阻害する
怪物だと感じ、カイブツ化させる要因には、空気中の花粉や埃が事件を発生させてるのではないかなと、少なくとも心理的な影響を与えてるのではないかなと想像しました。説明文、1500文字制限じゃなかったら物語、たくさん書けるのになと思うこの頃でございますね。
呪文
入力なし