八重神子、発情期の秘密
月に一度、鳴神大社には雷の結界が貼られ、夜が明けるまで女人禁制となる。
そして、選ばれた男子一名が結界の中に入り、宮司と神事を行うのだ。
というのは建前であり、宮司の八重神子が稲妻の住人たちをつまみ食いするだけのイベントである。
彼女は月に一度、発情の周期を迎えると男を一人誘い込み、軽く神事を行う。
そこからは選ばれた男と一夜を共にするのだ。
「ふふ、今日は少年を選んでやった
これ、そんなに怯えることはない、妾と気持ちのよいことをしようというだけじゃ♡
なに?狐に化かされた?ふふふ、それもよいが…童、お主このような乳房は見たことがないであろう?ほれ、好きにしてもよいのじゃぞ♡」
「なんじゃ、今日の男は尻が好きなのか?
構わんぞ、妾は全身清めておるからの、存分に愉しませてくれ♡」
「んっ♡んっ♡よいぞ…もっと下から妾の膣を突き上げて…あんっ♡トばせてくれっ♡♡」
陽が昇る頃には大抵の男は疲れ果て、神社の布団で目を覚ます。
事が済むと八重神子は軽く男に電気を浴びせ、その夜の記憶を消す。
目が覚めて記憶が曖昧な男に
『覚えておはぬか?昨夜の狐はお主に悪戯をしたようじゃの♪』
と満足げにデタラメを言い、また男たちを誑かすのであった。
やがてそれは伝説となり、尾鰭を引く。
『鳴神大社に呼ばれた男は狐に憑かれる(疲れる)、神事を行なったこと以外の一切を覚えていない』と。
呪文
入力なし