【夢エリ】『常夜将軍・役写叶絵 vs 斜陽学園 浪漫部』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『常夜将軍・役写叶絵vs斜陽学園 浪漫部』
常夜監督の元で劇団常夜座にて、
時にスタッフ、時に俳優として
奮闘し、編集作業にも付き合ってくれた彼女を、常夜将軍が一人、
常夜監督は役写叶絵を常夜将軍として任命するのだった。
そして、彼女に与えられた任務は、兎王国軍および、帝国軍が湯治へとやって来るポイントに、
劇団常夜座を配置し、彼らが試練を乗り越えた場合にのみ、利用できるという、旅館を作ったのである。
その名も常夜旅館、もちろん、
女将役の役写叶絵に勝負を挑み、
勝てたら、宿泊代諸々の経費がタダになるが、ただでさえ、披露おまけに役写であるため、相手の得意とする戦闘パターンを、彼女は常夜監督の基でメモし熟読し、把握しているため、メタ的な戦い方をする。
相対する彼らは口を揃えて、こう言うのだ。
「まるで、全てを知ってるかのようだ」
と、そう、監督やスタッフは、舞台の外から鑑賞し執筆を進め、
展開に携わってきたのだから
当然である。
だからこそ、彼女と互角の勝負を繰り広げるのは、騎士でもなく、ましてや、勇者でもなく、
空想を描く斜陽学園の浪漫部達だった。
彼らの手にしているものは、
トランシーバーおよび、ペンシル、あるいはマイクを手にして各々の創作形態を役写叶絵に
ぶつける。
1.〈攻撃の起点〉
となるきっかけは
斜陽学園浪漫部 部員
天之華ユメナから始まる。
「トランシーバ、皆を此処へ呼び寄せて!」
〈ワカッタ!〉
彼女の芯解・トランシーバの
呼び声によって、部員達が集結する。
曲(SunoAI)
『Containue Thinking』
https://suno.com/s/0nEsfxAYtFeR39EX
弱点は必ずあるはずだと
信じながら…戦う!
2.〈攻撃の次点〉
攻撃は一撃では終わらない…
連鎖するリズムによって
積み重ねがあってこそであるため、役写が天之華ユメナに
向いた刹那、
「Nyander Crazy,すげぇビートでぶっ飛ばせ!」
「ニャパツ♪ニャパツ♪ニャニャニャ」
「衝撃は読んでましたよ」
役写叶絵はすぐさま、対処にあたる。風属性の攻撃を雷属性で相殺および、見えて直撃しても耐性変化によって役写は何ともなかった。
通常ならば、圧倒的力の前に
唖然となるのだが、
ニャルンノ・ニャーヌは
落ち込むどころか
ダンスをしていた。
役写は彼らのシナリオ予測が
次第に揺れ動くのを感じつつ…
双方向の創作への対処を図る。
一人が無理でも二人なら…
可能性が見えてくるのであった。
3.〈攻撃の尖鋭化〉
刃は不平不満、不条理の内に起きる…そして、其が失格じみた事だと気付き、彼女は気づく、されども、憂鬱の波間に芯解を発動させる!
「私は水ではない波間である!〈羅灯門失格〉」
瑠唯川マコトは、古の文豪の如き
憂鬱の刃を叶絵にぶつける。
「冷たき刃、愛によって乗り越える!」
監督との育んだ命が
叶絵には在るのだから…
負けるわけにはいかなかった。
「愛・火羅火羅!」
叶絵は愛の炎で相殺する!
「つっやるねぇ…母は強しってことかな…くっ、憂鬱だぁ…」
瑠唯川はダウナーな気分になった。
4.〈可能性の無限化〉
叶絵の思いを芯解〈不朽万年藤御草子〉を通して知った
臥豹ロクミは、万年筆を両方、発現させる
「此は藤御・美意(B)と藤御・絵柄(A)と私の想像でどうにかなるかな…」
若干の不安を口にしつつも天之華ユメナの音を通して伝わった心の音楽は、圧倒的な力と愛を前にしても引けを取らぬほどに胸が高鳴っていた。
「ボクは漫画を見てきたんだ!沢山ね…さぁ、沢山の漫画の物語を君に見せるよ!」
ロクミは周囲の領域を
画力と空想力で埋め尽くす!
決定的な瞬間、ドラマ、
何気ない日常、其には常にドラマがあった。
言葉なき虚無などなかったのだから!
「!?…はっ、ふっ、貴方達にも、ドラマや映画があったわけね、でも、私にも常夜監督と紡いできた戯曲がある!」
「!?」
ぶつかり合う、ドラマとドラマ、
ロクミの漫画と、叶絵の映画がぶつかり合う、其はドラマツルギー…
一朝一夕で成せぬ、人類の脳によるもので紡ぎだされた言葉の舞台であった。
踊り出すカルメン
即興の扉は開かれる
ロクミの漫画からは
キャラクターが空を舞い
叶絵の映画からは
役写の人形が地を踊る…
「すっ凄い…ボクの思考を上回る展開が次々と!だけど!僕らは!」
一人じゃない!
其が前へと進ませる
だが、叶絵にもお腹の中に
命があり、常夜監督との愛によって紡がれた魂が加速させる。
5.〈絆の力〉
愛の力が在るように
浪漫部には絆の力が在った。
過去に紡いできた
其々の物語が、
織慈ナルヨは瞳を閉じ
名前を呼ぶ
「私の芯解、拉麺権現ニャロウノカミ…」
天へと旅立った飼い猫のニャロウはニャンノ世界にて、ニャロウラーメンを作っていた。
そして、今では共に美味しい拉麺を食べ、ニャロウは料理を、
ナルヨはグルメ小説を綴るという、コンビで今日、ここに至る。
戦いとは、単に武の強さではなく、思いの強さが錯綜する。
熱き血潮に、ニャロウの目頭が熱くなる…
「お前さんに拉麺食わしてやりたいよ!のう!ナルヨ!」
「うん!常夜旅館の女将さんにも食べさせたい、ニャロウの拉麺を!」
「真心の料理を見せてあげるわ!」
叶絵は料理人の役写を召喚し、
鉄人バトルを仕掛ける…
叶絵には西洋、和洋、中華を
用意したが、思い直して…
辞めるのだった…
「誰かの料理ではない、私の手で作るわ」
「でも、他の人と戦ってるんじゃ…」
「いいの、私は私自身、可能性があるかぎり夢幻に続くのだから」
「夢幻…思い…」
ナルヨは彼女との戦いを通じて、
心の底に懐かしさを感じた。
「お母さん…」
ナルヨの脳裏には、母が作るオムライスが浮かぶ…
「オムライス…」
「ナルヨ!しっかりしろ!」
「はっ!そだね、私たちは今、料理対決をしている…だから、私たちのラーメンを食べさせる!」
料理の果てにある未来
そして、届け
各々の愛と絆を
飯に込めて!
心を燃やせ!
6.〈断絶せし狂気〉
優しさばかりではない…
親切カタルシスはハサミを
持って、容赦せずに
叶絵を斬らんと差し迫る!
「成すべきこと成すんじゃないのぉぉ!ねぇぇ!」
〈輪廻慟哭ハサイノイズ〉
の鰓が叶絵の腕を立ちきらんとするも…
「愛秒即転・突」
叶絵の拳が、親切カタルシスの刃を壊し、
「なっ!?」
「愛羅武悠・速撃!」
(なっなんなのコイツ!ぐはっ!)
親切カタルシスの狂気は
並大抵の物の守りすらも
挟み断絶するほどに狂気と闇を
帯びていた…、しかし、
相対する叶絵の拳は…明滅する
衝動すらも越えるほどに熱く燃え滾るほどのものであった!
奏でられし創作の歯車…
止まることのない…
演舞への咆哮、其は、一重に愛あるいは潮流への激流奏に勝るもの無し!といったものである。
7.〈夢色パステル天駆ける!〉
綺羅星コリンはマイクを握って、
芯解〈トイズチュイング〉と共に、歌で浪漫部の者達の支援をする。
「さぁ、みんな、キラキラに光らせよう!」
歌い舞う其の姿に
エールをもらい心を高鳴らせる。
浪漫部の者達、立ち止まることなく…ぼろぼろになっても
地に足付けて、歌を歌うのであった!
その歌に叶絵も胸を高鳴らせつつ、全力で彼らの相手をするのであった。
8.〈旧き歪みは斜陽へ帰す〉
竹場悠地は、
GPU学園もとい裏GPU学園を
霧に覆い、世界をリセットしようと試みた黒幕的存在であった。
しかし、歪みの根の奥底は、
希望を抱いていたことを、
Ⅲ美射徒に気づかされ、
今に至り、特別顧問として
斜陽学園の浪漫部にアドバイザーとして、その場所で、
若き者達のアイデアの豊かさに驚かされる日々を贈っていた。
「さて、いくぞ、審堕!」
彼の影より出でしパンダの姿をした芯解が八卦・風を扱いて、接近する。
「ライライとメイメイは異世界の人物だ…だが、パンダを傷つける者らの集まりを許しておけるほど、寛容ではないのでね…」
曇天(スモーキーヘブンズ)
で認識を変え、
霧の如く消える。
能力の範囲は以前よりは
衰えたものの…
対象の認識を変換し、
意識外からの攻撃を可能とする。
霧と影による連携攻撃
加えて竹場は、不条理販売人
と呼ばれていたのは
理不尽さから相手は絶望せずには
いられなくなるからであった。
審堕をいなしつつ…
しかして、叶絵は眼鏡で
存在を知覚できた。
「なるほど…」
察する竹場…
「どうやら、君の眼鏡は霧すらもクリアに認識するようだね」
黙して拳を交わす叶絵
「となると、肉弾戦となるか!」
竹馬は以前より衰えた
代わりに、芯たるものを
教えてくれたものが
いることに…
「紙息吹(ゴットブレスユー)」
芯堕と曇天そして、女神の雨を模して、創作と成す!
9.〈一緒に遊ぼ!〉
遊びに来たコワイ・アクイちゃん
彼女は浪漫部の部員ではないのだが、彼らの創作形態を見て、興味を惹かれて、今に至る。
其は、純粋さから来る
曇りなき眼であり、
役写叶絵は…
純粋だからこその強さに
圧倒される。
止まることを知らぬ、
波動…波間に揺らめく…
音楽形態…
蒼穹に揺らぐ…狂気…
そして、疲れ知らずの…
アクイちゃんの頑張りによって、
役写叶絵は…圧倒的であったが、
次第に、隙をつかれていく
「若さってすごいな」
と口にするほどに圧倒されつつ…
一人では成し得なかったことを
浪漫部の部員や特別顧問そして
好奇心旺盛な怪異の活躍によって
常夜将軍・役写叶絵に勝利することができた。
一向は常夜旅館の温泉に浸かり、
気分をリフレッシュさせる。
役写叶絵は空を見上げ…
敗北すれども…
心地よい風が
彼女の中で巡り廻った。
夢幻宮とは何たるか…
其を知ることで、
何かに気づけるのだと
信じて歩みを進める。
【夢エリ】いわしまん さん 主催
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