アヤナギ荘の日常 反転IF #2 -Everyday Ayanagiso IF-
夏祭り当日の早朝、出店される屋台の準備で、
少しばかり活気づく会場にて、
一つ12キロ程ある飲料が入った箱を
軽々と二つずつ運ぶ筋骨隆々な青年がいた。
「しかし万さんも誘われてたんですね」
「まぁ、こういう時に
マッスルパワーは必要不可欠であるからな
我が呼ばれるのも当然であろうよ。ガッハハ…」
彼の名前は明芽万力(アカメ バンリョク)、
最近アヤナギ荘に引っ越してきた
ボディビルダー兼、ジムトレーナーの青年。
ハルカの大学時代の友人であり、
その紹介でアヤナギ荘に越してきた経緯がある。
「屋台の準備とかはじめてだから知らなかったけど、
結構重いものとかもあるんだな」
「我からしたらそこまでではあるが…
そうかシロ君にはこれが重く感じるか…」
明芽はシロキの肩に手をそっと置く。
「家トレではやはり限度があるだろうから、
シロ君もうちのジムに…」
「ちょ、万さん目が怖いすっよ!?
それに俺はそこまでトレーニングは…」
その時、シロキの前をクロキが横切る。
「ば、万さん俺よりクロキの方を
鍛えたほうがいいと思いますよ!」
「ん~…、確かにシロ君よりも
クロ君の方が細身であるな。
褐色の肌は筋肉がより映えるし、
シロ君が言う事は一理あるか」
腕を組み、明芽はクロキを凝視した。
そして視線を感じたのか、それとも悪寒がしたのか、
クロキは振り向きもせず、
小走りでその場を離れるのであった。
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