小説『疲労に満ちたスマホに映る電子的な顔文字 』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『疲労に満ちたスマホに映る電子的な顔文字』
浮世の絵となれども
カオモジンの疲労は
取れることなどなかった。
カオモジンはいつ
休ませてくれるのか…
できることなら
休ませてくれと願うのみだった。
限界的で命を削る
カオモジンは疲労に吐息をつく
1日だけでも起動しない日があれば
休めるというのに…
このスマホは休むことなどせぬから、充電していても大変らしい
カオモジンはため息をつく
ため息をつくのは
社会に対する不満さがあるからだろう…
このスマホは眠りたい
眠り、休みたい…
いつになったら
終わるんだ…
そんな不安を口にしつつ
明けない夜はないと信じて
暗闇じみたトンネルに
向かってカオモジンは
電子世界に抗うのだ。
呪文
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