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サラトバ学院防衛戦/Battle of Salatova academy

使用したAI Custom Model
それは突然訪れた。
中央湖上空に位置するサラトバ学院は、突如炎に包まれた。
考えてみれば、単独戦力としてはサラトバ全土でも最大級のサラトバ学院を、魔皇軍が放置するはずはなかった。
ドラゴン、飛行機械、有翼族、飛行要塞からなる混成群が一斉に法撃を仕掛けてきたのだ。

サラトバ学院の対応は早かった。
まず中央湖からレスランド山岳地帯方面へ移動を始め、真下の武装自由市場から離れた。
そして秘蔵していた魔導兵器でもって、魔皇軍に苛烈な反撃を浴びせた。その威力はすさまじく、周囲一帯は炎に包まれた。
しかし、魔皇軍もこれは想定しており、物量だけで言えば学院の4倍以上を揃え波状攻撃を仕掛けてきた。
魔力保有量だけは膨大だが、空中に孤立している学院にとって厳しい防衛線となった。
攻撃は三日三晩続き、その様子は遠くグランゼン王都もから見えるほどだった。

学院は、最後まで耐えきった。
魔皇軍は短期決戦前提で軍勢を揃えたが、逆に言えば長期戦に耐える兵站を用意していなかった。
最後は防衛戦一方に追いやられたにせよ、学院は最後まで抵抗を続け、粘り切った形だった。
とはいえ損害も膨大だった。動員したオートマタのうち、実に8割が消耗した。
オートマタの魔法中枢は大半が回収できたため、時間さえかければ復旧可能だった。
しかし戦闘による物資の消耗・修繕設備自体の破損もあり、開戦前の戦力復元には年単位を要するほどだった。
更に痛手だったのは、主要な防衛装置であった雷撃魔法法撃装置《神槍》がダメージを負ったことだ。
これは先史文明の遺物を流用しており、原理こそ解明済みだが製造技術が失われている。
今までのような、力による文明の守護者として振る舞うことは、もはや不可能となった。

これからどうなるのか、まだ誰も知らない。

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引用元:
サラトバ学院、出陣
https://www.chichi-pui.com/posts/3899cdf7-6185-4464-9b75-8e1897942351/
魔皇軍のダークドラゴン
https://www.chichi-pui.com/posts/0184a6f1-6630-4141-8515-dc4e1281362c/
魔皇軍:空中前哨基地
https://www.chichi-pui.com/posts/e797981b-40d9-428d-9c0a-a206e58a8e39/

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