ジントニック
彼女が作ったのは素人でもわかるジントニック。
意外そうな顔をすると、彼女は続ける。
くらら「今夜は特別な一杯を、私の手からお注ぎしましょう。まずは冷えたグラスに、溶けにくい上質な氷をたっぷりと。そこに、厳選したジンを静かに注ぎ込みます。続いて、繊細な泡を壊さぬよう、ゆっくりとトニックウォーターを合わせました」
彼女は続ける。
くらら「仕上げにライムを。あえて搾ることはせず、そのままグラスへ落とします。ライムの香りが穏やかに広がる中で、ジンとトニックが織りなす清涼感をお楽しみください。この作り方だとジンの香りが強く出ます。ひとことにジントニックと言っても、ジンやトニックウォーターの銘柄、作る順番を変えると味もがらっと変わるものなのです。今宵はわたしの好みでギルビーズにしましたが、お口にあいますか?」
ついついジントニックを違う作り方でもう一杯オーダーしてしまった。
お姉さんの前で見栄を張り一番高いジンで・・・
4杯とテーブルチャージで結構な額になったのは言うまでも無い。
呪文
入力なし