月夜に出会ったラミア族の美女
だがその女は人間ではなかった
上半身は人間だが、下半身は蛇という、いわゆる『ラミア』のモンスター娘だった
「……余所者よ。ここは私のテリトリーよ。知らないで入ってきたなら見逃してやるけど、速やかに立ち去りなさい。出ないとこの毒蛇をお前の喉元に嚙みつかせるわよ」
どうやら彼女の縄張りにうっかり入ってしまったようだ
旅人は慌てて謝って立ち去ろうとした
するとラミアは「あ、待って」と制した
「……そっちは崖よ。そっちじゃなくて、この北の方角に行きなさい。そうすれば、森を抜けて川があるから、そこを沿って行けば、人里に行けるわ。夜明けまでには行けるはずよ」
急に親切なことを言ってきた
思わず、どうしてそんなことを教えてくれるのか、と問うと……
「……馬鹿な男なら、私の姿を見て、犯してやろうって気を起こすんだけど、アナタは素直に従ったから、その返礼よ。……ほら、もういいでしょう? とっとと行きなさい」
そう言うと、ラミアは森の奥へと去っていった
その後、旅人はラミアの言う通りに北の方角へ歩みを進めると、彼女の言った通りの展開になり、夜明け頃に人里に辿り着いた
旅人は彼女に感謝したが、縄張り意識が強いラミアを刺激するのはマズいので、あの森には今後近づくことはやめておこうと思った
ただ、人里でこの事を宿屋の主人に話すと「あー、あの森のラミアな? ちげぇよ。警戒心こそ高いけど、アイツ彼氏の魔族と新婚生活送ってるから、邪魔されたくねぇだけだよ。妊活してるって噂もあるし」という、意外な反応が返ってきた
確かに美人だったので、そういう異性はいそうな感じがしたが、「(じゃあなんでノーブラだったんだろう……?)」という新たな疑問が湧いたが、それ以上の疑問追及は藪蛇だと思い、旅人はそれ以上考えるのをやめた……
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