【セナ】ワインと地図の親密な語らい
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編②40 僅かなズレよりインスパイア
「お、ちょっと怒った顔も綺麗だぜ。てな訳で、これを見てくれ」
「……地図? オーフェルレムの」
バサリと広げられたのは、かなり新しい地図だった。間違いなく最近作成されたもので、方位や縮尺さえも相当に精巧だ。中央上部に聖都レミュがあり、副都オーフェルを含む各都市が記されている。
「因みに、これもアイツが用意してくれた」
「……」
呆れると物が言えなくなるってホントなんだなと、セナはジト目でレオンを眺めた。同時に、アーシアの先手を打つ優秀さも際立って見える。その地図にはセナが欲する情報が幾つも追記されていた。つまり、これはそのためだけに作られたもの。
「レオナみたい、アーシアって」
「それは……父として、オーフェルレムの王として、何より娘にとって、これ以上ない名誉だよ。ありがとう、セナ」
「レオンって偶に真面目になるんだよなぁ」
「ほっとけ。ほら、見てくれよ」
「ん」
つい最近調べに行った"シグソー森"も該当している。嘆きの森と呼ばれるようになり、幾らかの不可思議な現象が報告されていた。もちろんアーシアも気にしており、注釈も多い。
他にも何箇所か印が付いていて、冒険者ギルドから得た情報とも一致するようだ。いや、情報元の一つがギルドなのだろう。
「正直な話、かなり無理筋な情報ばかりだ。噂話まで拾ってるから信頼性は相当乏しい。アーシアが謝ってたよ」
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