終末世界で捕らえられて
終末世界を必死に生きる子供たちを食い物にするろくでもない大人たちに捕まってしまった赤髪兄こと赤上小織。
縄で縛られ、猿轡を噛まされてしまう。
涙目になりながらも睨みつける小織。
しかし大人たちはそんな小織をイヤらしい目で見ていた。
「な、中々可愛いじゃねえか……」
「これからは当分コイツに…相手をしてもらうか」
「使い物にならなくなったら殺しちまえばいいんだからな」
本当にろくでもない大人たちである。こんな奴らがいたらこの先も子供たちは食い物にされてしまう。
小織くんは我慢の限界でした。
「ん……むぐ…………んぐ!」
ゴキッ!
小織くんは肩の関節を無理矢理外し、縄の隙間を作ると、そのまま縄を解いてしまいました。
もちろん猿轡も外し、肩の関節も無理矢理元に戻します。
「て、てめえ!」
「もう良い!殺しちまえ!」
大人たちは本当にろくでなしでした。
だから………怒った小織くんは仮面ブラザーレッドヘアー2ndステージモードドMに変身して、大人たちを完膚なきまでにぶちのめしていました。
そして…………そこで夢から目を覚ましました。
「………………あれ?」
寝ぼけまなこで見回すと自分の部屋でした。
クーラーをきかせた涼しい部屋でベッドに寝転んでそのまま眠ってしまった様でした。
小織くんは思い出します。
本当に今のはただの夢だったんだろうか?それにしてはあまりにリアルだった気がします。
もしかしたら本当に自分は今終末の世界にいたのではないか?そうとも考えましたが、そこで小織くんはその夢の中の終末世界がどんなところだったか思い出せなくなっていることに気が付きました。
そして、そのまま夢の記憶はどんどん薄れていき、すぐにまったく思い出せなくなってしまいました。
「………結局なんだったんだろう……?」
その夢がただの夢だったのかそれとも現実だったのか?その真実を知る者はもうどこにも……………。
・
・
同時刻、黒間久家、摩耶の部屋。
「あっぶな~!危うく間違えて魔法で終末の異世界に飛ばした小織の魂を見失うところだったわ!さすがに魂を終末世界に置いたままだとこっちの世界に帰って来れなくなっちゃうから………いや~、でもちゃんと見つけて捕獲できて良かったわ!」
「左様ですねお嬢様、もし小織さまの魂をロストして小織さまが死んでしまったりしたら………小鈴さまが悲しみますからね」
「そうよ!それに………さすがに私だって従兄弟を殺したりしたら目覚めが悪いわよ!……それにしてもすぐ見つかって良かったわ……」
呪文
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