執事長殿の笑顔
執事長「ほっほっほ…私も耳が遠くなったかな? もう一度言ってくれるかね?」
若い執事「え、えーと…『執事ちゃんが坊ちゃんのグループ会社の男と楽しそうにコーヒーを飲んでいました』」
執事長「は?『楽しそう』? 楽しそうかどうかは『お前』が決めることじゃねーだろうが?」
若い執事「は!失礼しました‼︎」
普段は慇懃な物言いの執事長から出たタメ口コメントに失禁しそうな程震え上がる若い執事
執事長「チッ、まぁいい。その男の情報は押さえてあるんだろうな?」
若い執事「し、執事長殿のスマホに送信済です」
執事長「執事部門のブラックリストにすみやかに載せておきたまえ」
執事長「さてさて、春先に現れがちなイタズラ虫をどうしたものか…やはり、ワシが直接動くか…」
執事長「ほっほっほ……くっくっくっく…」
いつの間にか天候は嵐に変わっていた。
その瞬間雷鳴が轟き、雷光に反射する執事長の悪魔の笑顔に、周囲は一斉に凍りついたのだった。
執事ちゃん「くしゅん、花粉症かな…」
ビジネスマン「大丈夫ですか?」
執事ちゃん「あ、大丈夫でーす。今日もコーヒー付き合ってもらっちゃってすみませんねー(照」
ビジネスマン「いやいや、執事ちゃんが『ウチのグループが卸しているコーヒー飲みたい』なんて仰るから嬉しかったですよ。今日紹介するのはキリマンジャロ産です。この豆から出るコーヒーは…」
執事長の悪魔の笑顔は画像に残せないレベルw
夕焼けの場面で笑顔が見えますが、まだデビル化前です。
呪文
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