一時の静寂
あれからどのくらいの時間が経っただろうか。
衝突した隕石の衝撃で吹き飛ばされ、魔力が尽きた私はがれきの中で横たわっていた。
なんとか一命は取り留めたが、魔力が尽きていて動くことが出来ない。
きっと私はこのまま死んでいくのだろう。
そういえば、少し前に停戦を知らせるビラが空から大量に舞い降りてきた。
この静寂はきっとそのせいなのだろう。
双方で多くの死者を出し憎しみの連鎖が起こっていたこの争いが、こんな紙切れで終わるのか。
耐え難い思いを抱えながら、ふと空を見上げるとそこには満天の星空が広がっていた。
その空はとても美しく、不思議と心が浄化される気がした。
いや、ここで終わらせないといけないんだ。
負の連鎖を断ち切り、平和への道を歩むんだ。
生きるんだ。
生きて、妹たちのところに戻るんだ。
だれか、だれか助けて。
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少女はまだ知らない。
一つ下の妹が、禁忌を犯そうとしていることを。
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