毒の薔薇と開脚の裁き
アルテミス姫は、琥珀色の壁が印象的な宮殿の「裁きの間」に立っていた。彼女は、王国の財務状況を査定する評議会を前に、その権威を示す「富の儀」に臨む。彼女のドレスは、燃えるような深紅のベルベット。その重厚な衣装は、彼女の冷酷な美貌を一層際立たせていた。
彼女は、自分を見つめる若い男性評議員たちの視線が、富への欲望と、彼女の肉体への卑しい妄想で濁っているのを見抜いていた。
(金の亡者どもが。私の資産を査定する前に、まずあなたたちの下劣な視線こそ査定されるべきだわ。)
儀式の作法として、姫は「財力の証」である古代の装飾品を身に着ける義務があった。彼女の体には、エメラルドグリーンの極薄なレース地のインナーが着用されている。これは「富の光」を透過させる布とされており、儀式で特定のポーズをとると、光を受けてその存在が鮮明になる。
II. 財力の誇示と開脚の試練
評議会の長が「富の光を示し、王国の支配者としての資格を証明されよ」と告げた。
アルテミスは、口元に冷たい笑みを浮かべ、儀式の中核である「財力の証を光に晒す」動作に入った。
彼女は祭壇の前に進み、片膝を軽く曲げた後、意図的に両脚を大きく開いた「開脚」の体勢をとり、深く腰を落とした。これは、衣装の奥にある装飾品に光を当てるための動作だが、その結果、深紅のベルベットのドレスの裾が大きく持ち上がり、股下からエメラルドグリーンのレースのインナーが、男性たちの目の前に長時間晒され続けた。
男性たちの間には、荒い息遣いが広がる。彼らの瞳は、欲望と、目の前の圧倒的な支配者の権威との間で、激しく揺れ動いていた。
アルテミスは微動だにせず、嘲笑を込めた声で語りかけた。
「よく見なさい。この光は、あなたたち平民の汗水とは無関係の、神聖なる富の輝きよ。」
彼女の視線は、卑しく熱を帯びた男性たちを射抜いた。
「あなたたちの目に映るのは、私の絶対的な力と、永遠に届かない美しさだけ。この光景が、あなたたちの欲望をかき立てるなら、それこそが、あなたたちが私に仕えるに値する唯一の理由よ。」
そして、彼女はさらに言葉を投げつける。
「その、満たされない熱があなたたちの体を支配するなら、この場を離れ、誰にも見つからない場所で、静かに処理なさい。あなたたちの下劣な感情は、この神聖な宮殿の外で解決すべきよ。さもなければ、この富の光に焼かれて、塵になるわ。」
III. 視線の支配の完了
アルテミスは、男性たちの心に屈辱と欲望の炎を完全に植え付けた瞬間、ゆっくりと優雅に立ち上がった。深紅のドレスが元の形に戻り、インナーは再び隠された。
「これで、あなたたちは、真の富と力の意味を理解したはずよ。あなたたちには、私の財産を管理する資格はない。ただ、私の支配下で働き、この光景を忘れないことだけが、あなたたちの義務よ。」
彼女は、男性たちを一瞥し、琥珀の間を後にした。残された男性たちは、エメラルドグリーンの残像と、屈辱的な命令に打ちのめされ、ただただ平伏するしかなかった。
呪文
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