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西暦20XX年、とある都市の場末にある公衆便所には行列ができていた。それなりに身なりもしっかりとした者たちが、特段の生理現象、排泄を我慢しているというでもなく、とはいえ今か今かと鼻息を荒げにして己の番を待っていた。先頭の男の前にドローンがやってくる。男はドローンに装着されたカメラとセンサーに正対し眼を開き口を開け舌を出す。次いで両手を見せ、伸ばしていない爪をしっかりとアピールする。ドローンが市民番号を読み上げ、合格のSEを鳴らすと男はたちどころに便所の中へ躍り込んだ。広い空間だった。打ちっ放し剥き出しのコンクリートの壁に、タイル張りの床。つい先ほどまで高圧洗浄されていた室内は湿気が残り、また消毒で散布されたアルコールの臭いが鼻を突く。奥の小さい扉から女性が這って現れた。赤く光沢を放つぴっちりとしたコスチュームに整ったボブカットの美女が、真っ先に尻を突き出して挑発してくる。男の劣情は待たされ焦らされた分、瞬く間に局部を努張させ今にも飛びかからん状態になっている。美女はそんな男の状態を察して瞬時に己の局部から愛液を垂れ流し、さらにその大きく豊満なバストをぶるんとさらけ出して準備を万端整えた。

この公衆便所で排出され彼女の人工膣にプールされた精子は膣内で遺伝子を選別分析され、優れた精子を抽出し兵器工場へ運ばれる。そこで受精培養された後に兵士として育成され、他国の都市防衛や紛争地帯へ送り込まれる。この都市が傭兵ビジネスで潤うのもひとえにテクノロジーの進化、彼女のような精子回収アンドロイドの賜物である。生身で人格を所有した女性は性風俗産業に携わることがなくなり、文明開闢以来続いた最古の職業も遂にアンドロイドに譲り渡すこととなった。前世紀にあったようなパパ活、援助交際などと称したいわゆる売春買春行為は下劣な犯罪として容赦なく摘発されるが、リスクを考えれば買春側としては生身の女性に手を出すよりはカネのかからず後腐れも一切ない公衆便所に足を運ぶ方がマシなのだ。無論、女性の相手をする男性型セクサロイドも存在しているが、女性の無尽蔵な性欲を満たし切る機種は未だ開発中である──。

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人間の奴隷を無くすには人間よりも優秀でローコストの奴隷を大量に用意するしか無いんですが、未だ夢物語だし絵に描いた餅なんですよねえ。問題なのは奴隷を必要とする古代より営まれてきた我々人類の文明社会なんだとは思いますが。オ○エント工業製のダッチワイフがいつの日か自律稼働する未来に生きれりゃ今より幸せな生活になるものか?こんな下世話な考えでAI画像生成するというのも考え物ではあります。

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