小説『群青仮面は眠らない』【ニャンノ世界】
『群青仮面は眠らない』
群青仮面こと
凪律屋柳吉(やなぎや りゅうきち)
は、才色協会Blau協会 青の剣の準剣師として、ニャワバリの街の守護を担っていた。
現在、同時多発的に発生した
絵画から召喚された蠢く叶徒
によって、都市機能に被害が及んでいた。
〈芯夜境戒か、犯罪結社クライシズか、魔王軍団か、はたまた全国悪人面集会によるものか…〉
幸い、晴天アポカリプスや幾度の戦争によって生じた悲劇は対策を生み、市民らの避難は完了していた。
都市機構は平穏から非常事態へと変化し、街、そのものが、機動要塞へと変化する。
世界の場所たる位相は既に明確さに曖昧性をもたせ、
空虚さと混沌さを生むものとなった。
絵画に映るは無知と虚無に溢れたガイフォークスの仮面だった。
そして、その隣には、何かいいたげな機械人形が、何も言えず…
地面を俯く姿の絵画…
紙面は踏み潰され、
文字の羅列すらも読めぬほどに
辺りは混沌とした様を彷彿とさせていた。
しかし、群青仮面は、混沌をあきらめてしまえば、とてつもない厄災を引き起こすのは自明であり、
それらから散見されるは狂喜と無自覚的罪と憂鬱が織り成す
鬱屈としたディストピアだった。
青の剣の剣士から、連絡が入る
沈静化に成功、
アミガルズや陽群来巣など、他組織の協力もあって、異変は終息した。
だが、この怪奇には何らかの原因があるとして、とある絵画を捕獲する。
ガイフォークスの仮面を付けた
グレイのニット帽子とグレイのセーターを着る以外は空虚な絵画であった。
群青仮面は尋ねる
あれはたった一枚のみの枠組みなのだ…どうして君は、枠組みを無視して、このような混沌を引き起こしたのか…
怪異はやはり、怪異だった
「主が決めた枠組みには収まりきらないんでね…暴れさせてもらったよ…いやー!楽しかったね、ルールを破るってのは最高さぁ!」
ガイフォークスの絵画は笑っていた。いや、怪画だろうか…怪しげなそれは、蠢いている…
秩序と混沌は表裏一体
混沌の存在が異常に思えるのは
秩序が暴走しているからだろうか…
はたまた、無慈悲な秩序に変貌してるのではないかと…
群青仮面の奥にて問いかけ続ける
人間心理など気にかけず
冬は無慈悲に待ってなどくれないのだ…
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