小説『ニャンドの海にて焼そば食らう』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『ニャンドの海にて焼そば食らう 1ページ』
真っ昼間、ヤバドルとして頑張ったⅢ美射徒のミネルウァ・フェニクス、だが勝利したといえども、学園の顔とまではいかず、
負けヒロイン的な印象は変わらなかった。
山科ハルト的には負けてないと思いたいのだが、世間一般の評価とは、かくも、シビアなものなのだと感じるのである。
「オケケ剃った方がいいかな」
アイドルとして、ケの手入れは大事だ…しかし、ヤバドルとしてはどうだろうか?
ヤバドルすらもケの手入れをしなくてはならないのであれば、ケの存在は、ケの居所はどこにゆけばいいのだろうか…
彼は焼そばを食べながら海を見る、傍らには女神がいて、彼女の悩みに答えられるかどうか…いや、ハルトは悩んでなど、
ミネルウァさんの真っ直ぐな瞳を見て…彼は
「ミネルウァさんは、ミネルウァさんのありのままが好きだよ、誰かがどうとか、誰かの尺度でとか誰かが言ってたからで、変える必要はないと思う」
「また、エール貰っちゃったね」
頬を染める女神、ミネルウァさん
「私だけじゃ、諦めてたことを君のおかげで進めてる…ありがとね」
感謝…そして、笑顔
彼、山科ハルトにとって幸せなことは学園長が健やかでいられることが何よりの願いだった。
【絵物語】
『ニャンドの海にて焼そば食らう 2ページ』
海の家にて、料理人猫が焼そばを作る
そして、配膳猫が焼そばを持ってゆく
「おいおい、また、カレーいれちゃって」
「これは俺のヘキだ!ヤマイなんだ!カレーが大好きなんだよ」
彼らの会話を聞き、どこか、似たようなものを感じる山科
「つまりは、自分自身のヘキに進むのも大事なのかなと…だから、ワキゲはムダゲじゃないんです、むしろ、誇っていいんです」
人類が生き延びて来たのは、哺乳類が生き残れたのはケがあったからだ…
世間一般は、其をムダゲとして、変温動物、爬虫類になろうとしている。
「旧時代の人たちが滅亡に至ったのは、哺乳類であることを否定したからなんだと思います」
終末事変は寒く、寄り添って生きていかなくてはならなかったのだと…その時に互いのケが温めあい、命を繋いだのだと…
ヘキとは生きることである。
群れにあわせて世間の空気を読むことは大事だ…だが、読みすぎて自分の道を見失った結果が、ネタが切れてしまったのではないかと思うのだ…だからこそ、ハルトは彼女を応援する
「ミネルウァさんのケが、僕の心を、これもワガママなのかもしれないけれど、全力で推しますね!」
熱量…彼の情熱は、冷えてしまった心を、諦めかけていた魂に火をつける
「もう、オケケが好きな君って変だよ」
「すっすいません、でも、譲れないんです…これだけは」
恩人でもあり、愛しのミネルウァさんが山科ハルトは大好きなのである。
心臓がドキドキして、胸が張り裂けそうである。キュンキュンして死んでしまいそうなくらいである…
だからこその言葉を彼女にぶつけ…
ミネルウァは頬を染めながら、片手でピースをする。
「こっこんな感じでいいかな?」
アイドルはケを処理しなくてはならない…
というのは誰が作ったカミかホトケかタイシュウか?
ならば、彼は反抗する、世間一般というものを、ミネルウァの瞳を見て、心の中に宿る光を感じつつキラキラさせるのでした。
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