理久、うっかり通常牛乳と同じ瓶を使う
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──そして柚月、運命の一口**
楓花宅・夕方。
キッチンでは理久が白衣のまま、何か慌ただしく片づけている。
「やばい、サンプル瓶の回収だけ済ませてから大学行かないと……!」
理久が開発した“母乳成分を再現した牛乳”。
見た目は完全に普通の牛乳。
瓶も……完全に普通の牛乳と同じ。
(※ここが後の悲劇を生む)
ひとまず冷蔵庫に入れた理久は、
急ぎ足で部屋を出ていった。
◆数十分後・帰宅した柚月
「あー疲れた……喉かわいた……」
仕事帰りの柚月は、コートを脱ぎながら冷蔵庫を開ける。
そこには
「白いガラス瓶の牛乳」
が2本並んでいた。
もちろん見分けはつかない。
「理久姉ちゃん、また牛乳買いすぎだよ……。一本くらいもらってもいいしょ」
コップに注いで、そのままゴクッ。
──その瞬間。
「……ん? なんか……ちょっと甘い?」
普通の牛乳よりほんのり甘くて、まろやか。
妙に“優しい味”。
「これ……高い牛乳? めっちゃ美味しいじゃん……!」
と、何も知らない柚月はゴクゴク飲んでしまう。
◆同時刻・大学で研究書類を整理中の理久
ふと、猛烈な違和感が理久の背筋を走る。
「……あれ? 冷蔵庫の瓶、ラベル貼ったっけ?」
──貼ってない。
──完全に貼ってない。
「………………え?」
次の瞬間。
「飲むでしょ!! あれなら絶対飲むでしょ柚月!!」
理久は研究書類をぶん投げ、超スピードで帰宅する。
◆楓花宅・玄関
ドタバタドタバタ!
「柚月!! まって!! 牛乳どれ飲んだ!? ラベルのないほう飲んでない!?」
キッチンでは、飲み終わった空瓶を持った柚月が首をかしげていた。
「飲んだよ? なんか甘くて美味しかった。あれ新しく買ったやつ?」
沈黙。
理久の顔面は真っ青。
「……それ……試作品……ッ!!」
「え? 何の?」
「“母乳成分に近い再現牛乳”!!」
固まる柚月。
「………………へ?」
◆数分後・ソファー
柚月
「……いや、べつに体に悪いわけじゃないんでしょ?」
理久
「悪くはない……むしろ栄養価高い……ただ……その……心理的に……」
柚月
「……飲んだ後にそれ聞かされると複雑なんだけど!」
理久
「本当にごめん!! 次からは絶対にラベル貼る!!」
柚月
「頼むよ理久姉ちゃん……。ていうか味は美味しかったけどさ……!」
理久
「味は良かったんだね!? データ取らせて!!」
柚月
「研究者モード入るな!!」
謎の空白時間🔞
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