【夢エリ】小説『苦悶屋毅ー偽念壊疑的領域ー』【ニャンノ世界】
『苦悶屋毅ー偽念壊疑的領域ー』
期待すれば希望を抱き続ければ
続くほど、増していく疑への
壊滅的な心の仮面が欠落していく
此は自我かはたまた…
戦争か…この世の戦争と紛争が有る限り…無限のワルツは円舞曲と成りて、構築される。
王国と帝国が闇を憎悪すれば…
するほどに…
増していくのは、
螺旋階段となりて夢幻宮は
構築され物語と成りて、
重ねあわせて
高層へと至りて
悪夢へと変わる
終わらぬメビウスの輪
8の厄災を沈めたところで
常夜将軍、魔王を倒した
ところで、
闇を憎む
反対に光を憎む心が有る限り
其はハッピーエンドの
終わりであり
虚無期に至りて
憂鬱が覆うであろうことに
変わりはない…
されど、
正義の反対は悪
悪の反対は正義
タロットカードの表と裏、
指し示すカードは塔の表
この結末が不変のループへと
至るか否か…
明確なる解決策は
夢幻宮攻略は…
撃破の道のみだとするならば、
ループは永遠に未来永劫
続きリプレイされ、
リプライされ
怨嗟となりて
悪夢じみた奇妙な夢が
続くのみ
螺旋よ螺旋…
アリアドネの蜘蛛よ
我々はミノタウロスの牛かい?
語りかけても
応えぬのは…
漠然とした役名不明の
不可思議な生命体だからだ。
脳裏に浮かぶは、
呪物じみた…苦悩と憂鬱…
指を鳴らして
浮かぶ、漆黒の兵達の夢の跡
ヤマトに繋がる夢幻宮の門
の外には、夢幻厄災たる
武人が、遊撃隊や軍団を
襲撃している。
休まることのない断末魔…
闇の匂いは
夜と共に激しい感情に
揺れ動く台風のごとき…
強い感情論であった。
呪文
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