小説『斯くて我らは潤った』【ニャンノ世界】
『斯くて我らは潤った』
祝福…あるいは呪殺
逢魔が刻、丑三つ時、月が鮮やかに光を帯びて輝く果てに
何があるだろうか…
通行人は
旧時代の遺産を読む
文学、其は数多の思いや
信条を血の滲む思いで
したためたもの…
積層化された
鎖が闇を一層、濃くし、
深淵が覗く時、君は
何を思うだろうか
ジェネリック・ネコノは行った
運命や選択肢は
はじめから、何ものかの
作為的なものが存在し、
それらは狙い
微笑んでいるのだということを
忘れてはいけないと…
何らかの手段で、
そう、それは人形のごとき紐に
よって紡がれていることを
凡人や常人は平穏という名の壁によって知らずにいれるなら
幸せだからな…
朝が来たら夜が来る…
来る夜のエトセトラに
心からのワルツを贈る
摩訶不思議が錯綜する
境界線が揺らぐ午前3時のワルツです。
〈この怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/
呪文
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