下僕、昼飯は? (剣道部主将)
公僕は非番でも要請があれば仕事らしい。本当に大変だよな。
同じ公僕なのに事務系市役所職員の俺の父親は、朝の10時過ぎてもまだ寝てる。
腹立つことに次の出勤日は1/9なのだ。高校生の俺と休み同じなんだよ。
でも俸給は上級職で合格した俺の父親の方がかなり多いらしい。父親は旧帝大卒で学歴だけは良いのだ。
外見は只の小柄で白髪のおっさんなんよ。世の中本当に理不尽だよな。
「下僕、昼飯は?」従姉弟が開口一番、俺に発した言葉だ。既に目が輝いている。
「あのさあ、朝に雑煮食ったろ? 御節料理は昼飯だ。何度も言うが俺は下僕じゃない」俺が反論する。
「雑煮は消化が良すぎて困る。コンビニでお握り買ってくれ」
「おいおい下僕はスルーかよ・・・分かったよ、初詣終わったら買ってやる」
「そうかそうか、我のような超美少女と初詣に行ける事をお前は喜ぶべきなのだ。お布施として下僕よ、我は鮭とオカカを所望する」
もし犬なら全力で尾を振る状況だろう。こいつの頭には食い物と剣道しかないのだ。
まあ、剣道は冗談なしに凄く強いが素人には絶対に行使しないのは、こいつの親御さんの指導だと思う。
「お布施かよ・・・その自信はどこから・・・まあいいや」いつものことながら俺は甘いなと思う。
従姉弟の着物は赤色だ。派手な色だが妙に似合う。もの凄く悔しいが、歩くと皆が振り返る外見美少女だ。
男達のなんでこんな奴と歩いているんだとの視線が痛い。本当は女子力ゼロなんだけどな。
でも、このアホの子との会話は楽しい。あーあ矛盾しているよな。
呪文
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