アヤナギ荘の日常 反転IF #1 -Everyday Ayanagiso IF-
共同生活を送っているシェアハウス、アヤナギ荘。
「クロ、ここの答えわかるか?」
「…わかりはするけど、僕は教えませんよ。
問題は自分の力で解いてこそだと思うので」
「ケチだなー… そういえば、
もうちょいでハルカさん来るんだっけ?
あとで教えてもらうか~」
「僕の話し聞いてましたシロ?」
居間にて、高校から出された夏期課題を前に
頭を抱えるシロキと、
その隣でソシャゲを黙々とこなすクロキ。
それから少し時間が経ち、
インターホンの呼び鈴がアヤナギ荘に響いた。
「ハルカさ~ん! 待ってたっス!」
シロキは尻尾を
ブンブン振りながら玄関の戸を開ける。
「久々だねシロキ」
そう言いながら、
ハルカはシロキの頭にポンと手を置き、軽くなでる。
「…って、毎度会う度になでるの、
そろそろ気恥ずかしいんで
やめてもらっていいすか?」
「うーん、私より背が小さいうちは無理かな~」
「ぐぬ… すぐに圧倒的に越してやりますからね!」
「中学の時にも、それを言われた気がするな」
スラっとしたフォルムに中世的な顔立ち、
イケメン特有の爽やかな微笑みが印象に残る彼女は、
元アヤナギ荘の住人である。
大学を卒業とともにアヤナギ荘から引っ越し、
現在はイケメン女性バーテンダーとして、
SNSでバズっている。
「クロキー 元気してたかい?」
「別に変わらずいつも通りですよ」
「それならよし!実は今日、
ちょっと二人に頼みたい事があって来たんだ」
「珍しっすねハルカさんが俺たちに頼みって」
「まぁ、
頼みって言っても簡単なバイトなんだけどね」
「…バイトですか」
「そうそう、うちの店も
あの夏祭りで屋台を出すことになってね。
その手伝いをして欲しいんだけどどうかな?」
「俺は大丈夫っすよ!クロはどうする?」
「…ちょうどやりたいゲームがあったんで、
それ買うために僕も手伝いますよ」
「おぉー助かるー!ありがとう!
それじゃ詳しい内容なんだけど…」
こうして彼らの
ひと夏のアルバイトは幕を開けたのであった。
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