空模様を、あなたに伝えたくて
百葉箱の中の小さな目盛りを見つめて、
雨量計に残った水の高さを、そっと書き留める。
今日の空を測ることは、
まだ知らない明日の輪郭を、少しだけなぞることなのかもしれない。
「全国一般 風ノ向キハ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」
今読むと、少しおおらかで、不思議な言葉。
けれどそれは、空を言葉にしようとした最初の声。
明日の天気を、少しでも早く。
少しでも確かに、誰かへ届けるために。
この場所から、空の記録は積み重なっていく。
そして150年の時を経て、あなたのもとへ。
――ところで、寒暖計を持っていったのは誰ですか?
(参考)
6月1日は気象記念日。
1875年(明治8年)、東京・赤坂葵町に日本初の気象台である東京気象台が設置され、近代的な気象業務が始まりました。
また、1884年(明治17年)の同じ6月1日には、日本初の一般向け天気予報が始まりました。
最初の予報は「全国一般 風ノ向キハ定リナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」。
全国の空模様を、たった一つの文で表した予報でした。
当時の赤坂葵町の敷地には、タヌキやアナグマもいたそうです。
タヌキが寒暖計を藪の中に隠した、という逸話もあるとか。
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ゆーたろうさん主催「ナフサ不足を楽しむ?」への投稿です。
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/d2580f3b-fce3-4d35-9b05-25da1464d4cf/
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