絶対に〇〇してはいけない数時間
式への参加とかはなくて純粋に受付のお手伝いだけなのだが、それでも式場に出向くので、スーツ姿での参加だ。
あんまり地味ではなく、さりとて、目立ち過ぎることもないように、気を配る彼女。
スーツ姿も決まっている。・・・まぁ、おしりだけは隠しようがないんだけどね。
会場までは電車での移動になるんだけど、問題はその時間帯。それなりに混雑するのだ。
彼女に変な虫が寄り付かないように陣取るぼく。
想像していたより激しい込み具合により、ここで問題が発生した。
彼女の豊満なおしりに、ぼくの股間がジャスト・フィット。
身動きできない状況で押し寄せる人の圧と、適度な電車の揺れと、彼女の柔らかな感触にさらされると・・・まぁ、健康な成人男性であるがゆえの生理現象を回避できない訳だ。
当然その感触は彼女にも伝わってしまう。
何にも言わないけど、耳と頬が赤くなっているし・・・声こそ出さないけど、微妙な吐息も漏れて出る。
それが視界に入ってしまうと、ぼくが意識しなくても脳から信号が発せられ、「そこ」に血液がさらに流れ込み、硬さが増してしまい、それが彼女に伝わり、彼女の反応が大きくなり・・・というスパイラルが止まらない。
このままではまずいので、ちょっとした隙に、彼女に向きを変えてもらった。
すると、息子に直撃するふわふわ天国からは解放されたのだが・・・今度は彼女の胸のクッションのバウンドが襲い掛かってくることになる。
そしてもう1つ。この体制だと、彼女の視界に入ってしまうのだ。
なんとか意識しないように視線を散らす彼女だけれど、揺れるたびに彼女のおなかに当たってしまうものを避けることはできないから、当然、意識しないなんてことはできるはずもない。
こんなところで暴発させる訳にもいかず、また、披露宴会場の受付という大役を放棄することもできないので、ここは根性で耐えるしかない。
柔らかな彼女に密着状態という本来なら最高のシチュエーションなのに、それを楽しむことなんて微塵も許されず、むしろその感触を意識から遮断しなければならないという、非情このうえない拷問状態。
頭の中で円周率を唱えながら、なかなか過ぎない時間と、終わりのない戦いを繰り広げていた。。。
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どうやって会場にたどり着いたのか記憶が定かではないのだが、とにもかくにも、受付は滞りなく進行中。
なお、多少は落ち着いたけど、発射できていないぼくのミサイルは、依然熱を持ったままなのだ。
妙な刺激を与えないように、だましだまし、からだを動かしている状態だ。
まだ数組の参加者が来ていないけど、少し余裕ができたので、合間を縫って彼女が話かけてきた。
「だいじょうぶ?」
大丈夫。むしろ、ご迷惑をおかけして申し訳ないです。
「・・・あの状況なら仕方ないよ。男の子だもんね」
そう言っていただけると、助かります。
「男の子は大変だね。女の子と違って変化が大きいから」
いやいや、変化が小さくたって大変でしょ・・・と言いかけて、止まる。
どういうこと?
女の子の変化する部分と言えば、上の下着の中に2つほど、下の下着の中に1つほど、心当たりがあるのですが、あの時、反応してたってこと!?
瞬間的にぼくの脳が、そのイメージを描き出そうとするのを、慌てて止める。
・・・ごめん、いま、その情報って必要?
「・・・あ!?」
途端に真っ赤になる彼女。
彼女もてんぱってるんだと理性は冷静に受け止めたんだけど、からだの方はそうもいかない。
恥ずかしそうなその横顔が、ぼくの中のスイッチを入れ、再び下半身に大量の血液を送り出す。
その分、脳の血液が足りなくなるのか、なんだが頭がふわふわする気がする。。。
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そうして、朦朧とした意識のまま、最後の来場者の受付まで、無事終えることができた。
この残酷な拷問をとにかく切り抜けることができた。
たぶん、誰も褒めてくれないだろうから、自分で自分を褒めよう。
よくやった、息子よ!
この試練に耐え抜いたことで、一回り大きくなった! (いや、いま大きくなるのは困るんだけど)
帰ったら盛大に打ち上げよう! (何を?)
ちなみに実弾は発射せずに済んだけど、我慢汁ぐらいは許してねと、言っておこう。
微妙に湿ったパンツが気持ち悪いが、勝利には代償がつきもの。仕方ない。
呪文
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