「歌舞伎町の夢の後に」
桐島は奇妙な夢を見た。
眩いネオンの街、
酒を片手に笑う人々、
そしてスポットライトの中心に立つ自分。
誰もが「女王」と呼び、
拍手と視線が桐島に降り注ぐ。
桐島(夢の中)
「いやいやいや!私、そんなキャラじゃないから!」
必死に否定するも、
流れる音楽は止まらない。
――歌舞伎町の女王として、歌い踊る桐島。
「はっ!!」
朝、目を覚ます。
夢だったと胸をなで下ろした瞬間――
鏡に映ったのは、完璧なバニーガール姿の自分。
桐島「……なんで現実に残ってんの!!?」
そこへ部屋を覗いた柚月。
柚月「わぁ……似合ってますね。夢の続きですか?」
桐島「違う!悪夢の続きだよ!!」
さらに理久がコーヒーを片手に登場。
理久「……あー。今度はバニーか。夢と現実の区別がつかなくなってきてんな」
桐島「つけたいんですけど!?」
花井は既にカメラを構えている。
花井「夢から現実へ。はい、その戸惑い顔いただきます」
シャッター音が響き、
桐島は悟った。
「これが私の現実なんだ……」
呪文
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