小説『相対的鏡と瞳』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『相対的鏡と瞳』
脳内はシンドロームの如く
蠢いている
鏡の中で映し出す瞳
そして、
其は確かに
彼女を見ていた。
彼方の天使は微笑むが
キラキラだけではない
ことに気づく…
そもそも、キラキラだけで
輝けるほど、世界は優しくない
むしろ残酷で、むしろ否定的な
瞳で眺めなくては
心が崩壊してしまう
彼方の天使は終末の中で
自身の中にある
矮小で醜悪なるケモノを見る
其は他人からしたら
そうではないとする、
むしろ個性だとするものを
彼方の天使にとっては
忌むべきものとして
捉えてしまう…
物事は表裏一体、
喜びの裏には悲しみがあり
悲しみの裏には笑顔がある
真実の裏には虚構があり
虚構の裏には真実がある
見たいもの、
されど忌むべきものが
頭の中で交錯する
交錯して工作したその先にあるのは不安か、焦燥か、加速していく
震動形態…決定的な音楽が流れていく…、ここで彼方の天使は
はっとなって気づく、いつも通りだということに…
ここで、笑顔を振り撒ければ
天使なのだが、
そうはうまくはいかないようで
笑顔にとどまる程度に止まってしまった…
輝く程に何かに縛られて
燻るほど強く進むのは
磁石か何かなのかと
彼方の天使は蒼穹に想う
呪文
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