小説『深キ森ニテ微笑ミタリ』【ニャンノ世界】
『深キ森ニテ微笑ミタリ』
怪注時計局観測班は
笑劇仮面とジェネリック・ネコノ
を芯解として伴い、モリノアオにある霊峰近くの森、オソレノモリの調査活動を行った。
笑劇仮面は交渉役に最適であり、
道化属性であるジェネリック・ネコノとは相性が良いためである。
観測を始める。
芯解なれど、怪異は怪異
恐怖なりし見た目の通り、
笑劇仮面に心を許せば
仮面になるらしく、
発動条件は信用すること
これは、バルトマンと類似しているようで異なる能力
笑劇仮面は友好的な怪異なのだが、やはり怪異だからこそ、
人間の身では、理解できぬ
ユーモアを持ち合わせている。
だからこそ、なのだろうか…
既に背後に複数の仮面が蠢いているのを、怪注時計局は見逃すことはなかった。
「サテ…コメディアデラレルテハジメルカイ」
「ソウダネ、ユコウカ、ショウゲキカメン」
幸い、ジェネリック・ネコノがいるおかげで、コントロールができているが、もし、いなかったらと思うと、時既に、私も仮面になって微笑んでいたのかもと、背筋がぞぉ~とするのだ。
怪注時計局観測班の記録
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。