徒然シズク『ニャンニャンダ島を楽しむ』【ニャンノ世界】
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徒然シズクはニャンニャンダ島を楽しむ。
それはある種の日常の中にある非日常であった。猫耳が揺れる…ある種の尊きものであった。
視点くんにとって、迷いが生じていた。
これでいいのか…このままでいいのかと…
考え事をしていると、
ガラリとガラス戸が開く。
顔をあげると、其処には純白のドレスを着た白い猫耳の女性、徒然シズクがいた。
シズク…と心のなかで呟く、視点くんは長い間、彼女と会っていなかったのだ。
つまり、久々の再会である。
視点くんには…もったいないほどに魅力的な女性であった。
見ない間に、言葉遣いも変わっていた。
特質すべきは、一人称であり、今までは、シズクと言っていたが、私に変わっている。
「さぁ、視点くん行こうよ!」
快活さも増していた…彼は尋ねる…、何があったのだと…恐れながら…
彼は恐れていたのだ、キャラクターが変化することを…だが、前を向かなければならない…いつだって、下を向いていたら、あの尊い光には触れられないから…
空は青くとも、心は曇天な視点くんは…
シズクにはもったいないようで…
やっぱり、下を向いてしまう…
それでも、なお、彼がこうして生きていけるのは徒然シズクや、ニャンノ世界で生きるキャラたちのおかげであった。
視点くんは、シズクに向かって感謝する
「ありがとう…こんな不器用な僕のために…」
「不器用じゃないよ君は…君は自分のことを過小評価するきらいがあるけど、私は君とこうして、青い空の、それも晴天の空の下で、こうして…一緒にいられることが、最高のことなんだから」
「最高が果てしなく、限界があっても…なのか」
「最高なんてドリルで突破にゃり!ピース!」
シズクは笑顔で元気にVしている。
何がビクトリーかはわからないけれど、その無邪気で明るいシズクは彼にとっての太陽であった。
いつも、暗く、闇に染まりそうな視点くんと相対する存在、徒然シズクなのかもしれない。
黒と闇の反対は白と光、対極する両者の手が触れあい、青き地平線を眺めながら、常夏のニャンニャンダ島に感慨深い気持ちを馳せた。
ある種の夢…これは理想郷だと感じながらも…視点くんは手を握る。
これは夢なのだと認識しつつも、その世界を構築するのは自分次第なんだと知る。
前に進むのも後ろへ進むのも…
誰の判断じゃない、自分の意志があって、生きてるのだと…
時に支配者じみた神々に悩まされるかもしれない…それでもなお、強く、確固とした石を磨き続けようと…
この遠く遥か彼方の宙に向かって拳を掲げた。
「お腹減ったな…」
視点くんはボソリと呟く
「お好み焼きにしよう!私、虎崎にニャンサイのお好み焼きを教わったんだ~」
と、嬉しそうな表情だ。作りたくてたまらない、創作したくてたまらない、このワクワク感を大事にしたいと、視点くんは思いつつニャンノ世界を生きている。
呪文
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