アヤナギ荘の日常 反転IF #3 -Everyday Ayanagiso IF-
空は段々と茜色が強くなっていく。
祭りの会場は花火の打ち上げ時刻が迫るにつれ
人は増え、その賑わいは大きくなっていく。
「あ!今日朝っぱらからいないと思ったら
みんな祭りに来てたのかよ」
「あ~そういえば、俺たち三人いないから、
今うちにイチローと管理人さんだけだったな」
「今気づいたの!?ニワトリかよシロキ兄ちゃん」
シロキ達の屋台の前に現れた少年の名はイチロー。
シロキやクロキと同じく数年前に
アケルゲトスに転移してきた異世界人である。
現在、アヤナギ荘の管理人が親代わりとなり、
割と気ままにのびのびと暮らしている。
「こっちは今日、
朝から働いてたからしかたないだろ」
「はいはいそうですかー」
「はぁ…
後で花火一緒に見てやっから、そんなすねんなよ」
「べつにすねてないし!」
「ちょっと手出せ…
この小遣いでテキトーに暇つぶして待ってろよ」
シロキはイチローの手を取ると、
小さながま口の財布を握らせた。
「……また来る」
そう言い残し、
イチローは駆け足でシロキ達の屋台を後にした。
----------------------------------------------------------
毎話 朝or晩の8時に更新
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 50
- Scale 6
- Seed 626900475
- Sampler DPM++ 2M
- Strength
- Noise
- Steps 50
- Scale 6
- Seed 626900475
- Sampler DPM++ 2M