「ひふみワークス」#3 ひふみ邸の食卓、刀身の製作工程と新入居者
ヒフミ:できました~お待たせ~はい!これノヴァちゃんの分!召し上がって~♪
ノヴァ:ヒフミちゃん、ありがとう。
《ノヴァちゃん、武器を作りたい理由とかあるですか?》
ノヴァ:いいえ、剣をどうやって作るのか知りたいだけです。
《なるほどね、前の言った通り、鍛冶は本業ではないな、一部の工程は同じなので、刀身の製作工程を簡単的に紹介するね。
鋼料の選択:硬度と柔軟性のバランスを確保するため、高炭素鋼など適した鋼材を選択するのです。
鍛造:鋼材を高温(おおよそ1100度)に加熱し、機械や、人工で何度も打ち折り、刀身の形状と輪郭を徐々に形成させる。
整形と加工:刀身の形状と線条がより正確になるように、機械で精密加工と整形をする。
熱処理:刀身を高温(おおよそ830度)に加熱し、急速に冷却して硬度と強度を向上させます。
研磨と仕上げ:砥石やサンドペーパーを使用して、刀身の表面を研磨し、滑らかで鋭い刃物に仕上げる。
表面処理:刀身の表面硬度や耐腐食性を高め、強度や耐久性を向上させることができるの。
うちがやってるのはここまでで感じです。
柄、鞘の装着は他のサプライヤーにアウトソーシングする感じなの。》
ノヴァ:そんなに複雑だったのですか...鋼鉄を火で焼けて、鉄鎚で力強く打ったらできるだと思いました。
《専門知識ってそういうことですね~それに、流れを知るだけでうまくできないですよ~毎工程はコツがあるんですよ~その辺はノーハウだからいえないです、ノヴァちゃんすまないね》
ノヴァ:大丈夫です、あくまでどうやって作るのか知りたいだけですので、ご馳走様でした。
ヒフミ:ノヴァちゃん~紅茶好きですよね?一杯如何でしょうか?
ノヴァ:?!(ヒフミを警戒する)どうして...
ヒフミ:てへへへ、クリムちゃんと仲良くだから、ノヴァちゃんのこと聞いたことがあるの~
《あ~理解、なるほど、道理でヒフミが鍛造を体験させるってわけか~やっぱり只者ではないですね~。
ん?いやまって?クリムちゃんが居るの国はこことかなり距離があるぞ!?ノヴァちゃん、グランゼンで泊めれる所あるの?》
ノヴァ:.........いいえ、そっちの橋の下で...。
《ふむ...んじゃ、しばらくうちで泊めませんか?そっちの部屋空いてるから、ヒフミの部屋の隣だね。》
ノヴァ:え、いいんですか?
《いいのいいの、ほら、ヒフミの目みてみw》
ノヴァ:うわ...めっちゃキラキラする...。
《んじゃ、決まりだね、あとで食器とか自分が片付けるから。ヒフミ、ノヴァちゃんに家を案内してあげて。》
ヒフミ:はーい~♪
こうして、ノヴァちゃんはしばらくの間に、ひふみ邸に泊めることになったのです。
次回
「ひふみワークス」#3・5 ノヴァちゃん、部屋でなう
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前回
「ひふみワークス」#2 ノヴァちゃん登場!注文内容確認
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番外編 ノヴァちゃん feat. ヒフミ「鍛冶職人への道のりは長い」by らけしでさん
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