「彼女」から「彼女」へ
家路につく頃にはすっかり日も傾いていて、口数少なく、2人して並んで歩いていた。
・・・ちなみ彼女のことを「彼女」と表現しているが、この「彼女」は単に「女性の第3人称」であって、「彼氏・彼女」の彼女ではない。
彼女とはなんとなく相性が良くて、ウマがあって、一緒にいると居心地が良くて・・・というのは分かっている。
ただ、彼女への想いはどうしても、「好き」という言葉には集約されない。
それどころか、ぼくの、彼女への想いや感情は、どうやっても、表現できる形には、まとまってはくれない。
ずっと「よく分からない何か」のままなのだ。
そうして、「よく分からない」まま、なんとなく、一緒の時間を過ごしてきた・・・というのが実際のところだ。
それについて、彼女がどう思っているのかは、よく分からない。
ただ、ぼくは今日、よく分からないままではあるのだけれど、彼女に1つ、わがままなお願いをすることにした。
『ぼくの彼女になってください』と。
いまさら、と苦笑されるか、あるいは、気持ちも告げない状態でのお願いに難色を示されるか、どちらかの反応を予想していたのだけれど。
実際の彼女の反応は、ぼくの予想とは、まったく異なっていて・・・。
ただ、この日。
「彼女」は、ぼくにとって「女性の第3人称」ではなくなった。
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