今日はどこへ連れて行ってくれるの?
「今日はお部屋でお勉強です」
お嬢様の質問に、僕はタオルを絞りながら答えた。温度は問題ない。いつも通り、お嬢様が好きな温めのタオルだ。
「またなの?昨日も勉強だったわ。その前もよ」
「お嬢様、僕なんて週に五日も学校に通っているのですよ」
「あら、大変ね。その半分くらいでいいんじゃない?」
「そうですね。そうなって欲しいものです」
僕の言葉にお嬢様は指先を顎に当てて、うーん、と考え込む仕草をした。
「じゃあ、私もあなたと同じ学校に通って、二人で半分ずつ勉強するの。ね、いい考えじゃない?」
「お嬢様は僕と一緒に学校に通われたいんですか?」
「ええ、もちろんよ」
彼女は屈託なく笑った。
「そうですか。では早く良くなりましょう。今日は午後からお医者様もいらっしゃいます」
僕がそう言うと、お嬢様はぷいと横を向いてしまった。
「お医者さんって、あの銀で出来たナイフみたいな人でしょ。私嫌いよ、あの人」
「そう仰らずに。あなたを診に来て下さるのですよ」
「知らないわ。あの人が見ているのは私じゃなくて両親よ」
僕はやれやれと思いながらタオルを広げた。このやり取りは毎回のことだ。
「ねえ、私あなたのことは好きよ。あなたは木で出来たスプーンみたいだわ」
僕は少し考えてから頭を掻いた。
「この家だと銀の食器の方が喜ばれそうですが」
「いいのよ。それでも」
そう言って彼女は微笑んだ。
呪文
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- Steps 25
- Scale 7
- Seed 1958582682
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.55
- Noise 0
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