小説『放浪猫の拉麺ロード』【ニャンノ世界】
『放浪猫の拉麺ロード』
猫の気まぐれ拉麺
終末の地にて放浪し
ジェネリック・ネコノは
自身がどういう存在なのか
どうあるべきかを見つめ直す為の旅をしていた。
其は誰かを救うためでもなく、
其は誰かのためになるものでもないけれど、世間の軛から一旦、離れて、自分という世界のペースと他者の世界のペースを推し量り、内省し、心の中で、自分はどうあるべきかを拉麺の中に込めていた。
真っ暗な空間に光が灯ると
お腹を空かせた怪異や人間達がやってくる。
非日常の中に日常、
ましてや終末ならば
日常が恋しくなる
明日の命が
生きてるか死んでいるか
わからない世の中で、
うまい飯は食っていたい
拉麺を食って気力を補給し
明日を生きれればヨシ!
〈この怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/
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