姫の体勢が示す、完全な美の支配
クリスタリア姫は、光を反射する「水晶の回廊」に立っていた。彼女が臨むのは、王国の芸術家や楽師たちの作品を査閲する「美の鑑賞儀」だ。彼女のドレスは、冷徹な美しさを放つ淡い水色のシルク。その透き通るような衣装は、彼女の心の底にある冷酷さを隠しもしなかった。
集まったのは、音楽家、画家、彫刻家など、創造に携わる男性臣下たちだ。彼らの視線が、作品の芸術性ではなく、彼女の完璧な肉体と、そこから放たれる高貴さへの、倒錯した欲望で汚れているのを、クリスタリアは見抜いていた。
(感性豊かな芸術家だと?結局は、高貴な女の肌を想像することしかできない、卑しい情熱の持ち主どもめ。その低俗な熱を、私が冷やし、そして支配してやるわ。)
儀式の作法として、姫は「無垢なる感性の証」として、極めてシンプルなインナーを着用する義務があった。彼女の体には、装飾のない肌色のシームレス生地のインナーが着用されている。これは、真の美は、隠されたものの中にあるという教えを象徴するとされていた。
II. 芸術の査定とガニ股の展示
楽団長が「美の権威たる姫よ、我らの創造の魂を査閲されよ」と告げた。
クリスタリアは、一切の感情を排した無表情で祭壇の前へ進んだ。彼女は、この儀式を芸術家たちの**「低俗な感性の摘発」**に変えることを決めた。
彼女は、査閲台の前に立つと、極端に両脚を大きく開き、「ガニ股」の体勢をとり、深く腰を落とした。淡い水色のシルクのドレスは、その衝撃的な動作によって裾が大きく乱れ、股下から肌色のシームレス生地のインナーが、芸術家である全ての男性臣下の視界に、有無を言わさず晒された。
芸術家たちの間には、芸術的な感動とはかけ離れた、原始的な、抑えきれない熱狂が広がる。彼らは、目の前の姫のインナーと、美を愛でるという建前の間から逃れられない。
クリスタリアは、その屈辱的な体勢のまま、彼らの感性を踏みにじる言葉を投げかけた。
「よく見なさい。これが、あなたたちには決して生み出せない、最も完全で、最も冷酷な美よ。あなたたちの貧弱な想像力で、この光景を汚すことは許されない。」
彼女は、情熱的な音楽家の瞳を見据えた。
「あなたたちの卑しい視線が、私の肌に向けられている限り、あなたたちは私の奴隷よ。そして、その欲望の炎が、創造の情熱を凌駕するのなら、どこかの薄暗いアトリエで、一人で、その汚れた衝動を昇華させなさい。」
そして、彼女はさらに続けた。
「あなたたちの下品な創造力は、この真の美の前では無価値よ。その低俗な熱は、あなた自身の力で冷やしきる義務があるわ。さもなくば、その汚れた感性で、この水晶の回廊を汚した罪は重いわよ。」
III. 視線の支配の完了
クリスタリアは、芸術家たちの精神的な敗北を確認すると、ゆっくりと、しかし完全な優雅さで立ち上がった。
「あなたたちの創造の源は、この私への服従と、永遠に満たされない欲望よ。私以外のものに、あなたたちの熱を向けることは許されない。」
彼女は、男性たちを一瞥し、水晶の回廊を後にした。残された芸術家たちは、肌色のシームレスの残像と、冷酷な姫の命令に打ちのめされ、ただただ平伏し、己の欲望を呪うしかなかった。
呪文
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