★カリオペちゃんの誓い
そのうえ、この鎖大鎌を自在に操るための秘奥の魔法まで授けてくださるとは……。
ああ、なんと慈悲深く、なんと偉大なるお方であろうか。
あれほどの屈辱的敗北を喫した身、本来ならば灰となり、風に散るべき存在。
それなのに、ぷいぷい様は私を咎めることなく、その身を案じ、
「お前は大いに成長した」と、温き言葉を与えてくださったのだ。
私が不思議そうに眉をひそめると、ぷいぷい様は静かに微笑みながら仰せになった。
「最近のお前は戦いの全体像を見通し、戦術を練るようになった。それこそ真の成長だ。敵を欺くことほど難しきことはない。あの敗北をおまえは見事にものにしたのだ」と。
その言葉が胸に刻まれた刃のように熱く、私は膝をつき誓った。
この命、再び主の御前で恥じぬよう、さらなる精進を重ね、血の一滴、魔力のひと欠片までも、ぷいぷい様へ忠義を捧げることを誓った。
呪文
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