It's not just something you can listen to outside.
以下、Wikipedia「ウォークマン」より抜粋引用。
ウォークマン(英: WALKMAN)は、1979年7月1日からソニー(初代法人、現:ソニーグループ)が販売しているポータブルオーディオプレイヤーシリーズ。
ソニーのポータブルモノラルテープレコーダー「プレスマン」からスピーカーと録音機能を省き、ステレオ再生専用ヘッドに置き換えステレオの再生に特化した製品として誕生する。
当初の再生可能な記録媒体はコンパクトカセット(以下、カセットテープ)だけであったが、その後1984年にコンパクトディスク(以下、CD)、1988年に8ミリビデオ、1990年にDAT、1992年にミニディスク(以下、MD)、1998年にDVD、1999年にメモリースティック、2004年にハードディスクに対応したプレーヤーを発売した。
また2000年代後半にはソニー・エリクソン(現:ソニー〈二代目法人〉)が発売した、音楽再生機能を持つ携帯電話も「Walkman Phone」または「ウォークマンケータイ」と呼ばれた。
現行品は2000年から展開しているフラッシュメモリを使用したプレーヤーである。累計出荷台数は2010年3月末の時点で約4億台である。
ウォークマンの登場によって「音楽を携帯し気軽に楽しむ」という新しい文化が創造された。また、小型化・軽量化・薄型化を限りなく追求したのもウォークマンの歴史であった。
なお開発の経緯に関してはソニーの歴史を記した創立50周年記念誌『源流』(1996年8月発行)や『源流』を要約したウェブページ「Sony History」の第2部第6章「理屈をこねる前にやってみよう <ウォークマン>」、『ソニー自叙伝』で語られているが、ウォークマン開発のキーパーソンである井深大、盛田昭夫、黒木靖夫、大曽根幸三、高篠静雄による著書やインタビュー記事を比較研究した長谷部弘道によると、各人が述懐した内容は『源流』や『ソニー自叙伝』で記述されたウォークマン開発史とは若干異なることが明らかとなっている。
ウォークマン登場前の1970年代当時、ステレオ型のテープレコーダーが家庭や自動車内で親しまれていたが、持ち運べるタイプはまだ内蔵スピーカー型やイヤホンを使用するモノラル型のものに限られていた。
1978年にソニーは肩かけ型の録音機であるデンスケシリーズとして小型ステレオ録音機の「TC-D5」を発売、生録愛好者に人気となったが、重量があることから携帯用とは呼び難かった。
井深も「TC-D5」を愛用しており、海外出張の際に持参して飛行機内でステレオ音楽を楽しんでいたが、「重くてかなわない」と嘆いていた。
ある日井深は、大賀典雄に「プレスマン(TCM-100)に再生だけでいいからステレオ回路を入れたものを作れないか。」と持ち掛ける。これを受けて、大賀は大曾根に頼んだところ、大曾根は2つ返事で承諾した。
大曾根は周りにあった「TCM-100」(プレスマン)から録音機能を取り除き、それにあり合わせのヘッドホンを付けたプロトタイプを井深に渡した。
その性能に井深は、1952年に初めて聴いたバイノーラル録音の記憶が蘇り、出張へ持参、帰国後も井深のお気に入りとなった。盛田のところへ持っていき聴かせると気に入り、盛田はこれにビジネスチャンスがあると考えた。
1979年2月、盛田はエンジニア、企画担当者、宣伝・デザイン担当者など若手社員を中心に集め、改造したプレスマンを手にして商品化することを伝えた。再生専用機でヘッドホン付き、発売は夏休み前との盛田の考えに開発者たちは難色を示すが、盛田の考えは変わらないため開発する方向で話はまとまった。
価格に関しては盛田は40,000円以下の指示を出し、開発者たちは検討した結果35,000円で決まりかけるが、盛田は「ソニー創立33周年」であることを理由にして33,000円に決定した。開発は大曾根率いる高篠などのエンジニアによって行われ、1週間に2日から3日は徹夜をして開発が進められた。
一方でウォークマンに付属するヘッドホン「H・AIR」はウォークマン開発陣とは別のチームで行われており、互いの動きをまったく知らずに、別々にやっていたが、盛田が2つをセットにして発売することを1979年3月に決定した。
結果、ヘッドホンチームとしては2か月も発売が早まったこととなり、「戦場のような忙しさ」に見舞われたと、開発者であった掃部義幸はウォークマン発売10周年のときに語っている。
開発は初代プレスマンこと「TCM-100」のメカを流用したことで技術的な苦労はなかったが、新製品のコンセプトが受け入れられるかが検討課題となった。プレーヤーの名称は宣伝部とデザイン部門を中心にネーミングの募集が行われ、100を超える名前が集まった結果、当時流行していたスーパーマンや「プレスマン(TCM-100)」を基にして、歩きながら音楽を楽しむ「ウォークマン」を提案した宣伝部係長の河野透の案を黒木が採用した。
黒木からの報告を聞いた盛田は「もうちょっといい名前はないのか」と問うと、黒木から「パッケージもポスターも全部、ウォークマンで進めてますから変えられません。我慢してください」と言われたとウォークマン発売10周年のときに語っている。
こうして試作機が出来上がったが、当時ラジカセなどのカセットデッキは録音機能があることが前提であり、再生機能のみでは需要がないとされ、ソニー販売部門も難色を示した。
しかし、ソニーは売り上げよりも利益を重視する経営理念を掲げており、井深・盛田ら経営トップは「売れそうもない」と思われ、他社が手を着けないものだからこそ、利益を独占できる可能性があり、やる価値があると考えた。盛田は「クビをかけてでもやる決意だ」と宣言した。
盛田の指示で初期出荷台数は30,000台と当時一番売れたテープレコーダーの2倍の数を設定し、1979年6月22日、マスコミへの発表日を迎えた。
盛田はウォークマンの構想が持ち上がった時からすでに、その主な顧客層として若者を想定し、若者にターゲットを絞った。そして、若者というターゲットに訴求するためには、当時の若者は雑誌を読んでいたので、従来主流とされていた新聞だけではだめだと判断し、新聞向けとは別に雑誌向けの製品発表会を開催した。
新聞社向けの発表はホテルに記者を集めて説明するという従来のスタイルであったのに対し、雑誌向けの発表会についてはまず銀座・ソニービルに集まった記者をバスで代々木公園へ運んだあと、記者全員にウォークマンを配り、記者がそのヘッドホンを装着して再生ボタンを押すと、音楽とともに商品説明がヘッドフォンから流れると同時に記者の目の前にウォークマンを装着した若者が登場し、二人乗り自転車に乗ったり、ジョギングやエアロビクスをするといった、若者がどのようにして音楽を楽しむのかデモンストレーションを行った。
こうして1979年(昭和54年)7月1日にウォークマン1号機「TPS-L2」が発売された。発売当初のマスコミ紙面の反応は芳しくなく、人目に触れなければとの考えから、宣伝部や営業スタッフはウォークマンを身につけ山手線を一日中グルグル回るという作戦に出る。
日曜日には若いスタッフにも製品を身につけさせ、街中を歩かせ、さらに影響力のある有名人にも製品を提供するなどして認知を高めていった。
このような広告・宣伝活動の甲斐もあり、雑誌では大きな反応が起きた。多くの雑誌が、ウォークマンをただの新製品として紹介するだけでなく、「ウォークマンは新しい若者のライフスタイルの象徴」として誌面で採用し、さまざまな記事の中で小物として使い始めた。
特にインパクトが大きかったのが、『月刊明星』1979年9月号の(発売は7月末)グラビア見開きページで、人気絶頂の西城秀樹が上半身裸の短パン姿でウォークマンを聴きながらローラースケートをしている写真。
その後も続々と各雑誌がウォークマンを取り上げ、8月には各店舗でウォークマンの売り切れが続出、発売1ヶ月で3000台ほどの売上から、翌月には初回生産3万台を全て売上げ、供給不足が半年間続くほどの人気となった。
こうした盛田の顧客層分析、広告宣伝、メディア戦略、販売促進などのマーケティングによってウォークマンは反響を呼び、販売成功につながった。
なお、日本では最初からウォークマンの商品名で発売されたが、文法に合わない和製英語であるウォークマン(Walkman)を避けて、海外では当初、他の商品名で発売された。アメリカではウォーク・アバウツ=歩き回る、ラン・アバウツ=走り回るからの造語で「Sound about(サウンド・アバウツ)」、イギリスでは密航者を意味する「Stow away(ストウ・アウェイ)」、スウェーデンでは「Free Style(フリー・スタイル)」の商品名で発売された。
しかし、来日した音楽家らによって日本からウォークマンが土産として“輸出”され、彼らの口コミにより日本国外でも「ウォークマン」の知名度が高まったことから、1年も経たずにウォークマンに統一された。
黒木靖夫によると、この判断には、当時の会長・盛田昭夫の独断的な決定があり、その決定には盛田の妻である良子の意見があったとされる。ソニーの歴史の中で商品名を途中で変更したのは初めてのことであったが、150万台を売り上げるヒット商品となった。
(2010年代、)新世代メディアの台頭により旧世代メディアのウォークマンの販売が終了していった。2010年10月22日、カセットテープ型ウォークマンの日本国内での販売終了を発表し、1979年に初代のカセットテープ型の製品が発売されてから、31年間の歴史に幕を閉じた。
理由として、音源および機器のデジタル化(音楽配信やフラッシュメモリー型製品など)に伴う新世代メディアへの移行がほぼ済んでおり、カセットテープの需要が少なくなったことが挙げられる。
2010年3月時点のカセットテープ型の世界累計販売台数は約2億2000万台。ただし、中国のEMSで委託生産している日本国外向けは販売を続ける方針。
以上、Wikipedia「ウォークマン」より抜粋引用。
ウォークマンが発売された頃は幼かったので、その価値が良く理解出来ていませんでした。ただ、一つだけ思ったのは「録音出来ないのに良いの?」ということでした。まあ、自宅にあるオーディオではカセットテープと言えば「録音してから再生する」ものであると理解していたためです。
ですので、再生の前段階である「録音」が出来ないのに一体誰が必要とするのだろう?と漠然と感じていたのです。単純に録音は別のオーディオで行う、もしくは録音済みカセットテープ、つまりカセットテープ版のアルバムを購入する、という前提になっている事が幼かった私には想像出来なかったのです。当時は現代と違って情報量も極端に少ない時代でしたから幼い人間の認識範囲なんて、そんな物ですw。
そんな私でさえウォークマンなるものを「欲しい」と思う時期がやって来ました。そう、TVからラジオへ視聴のメインが変わって暫く経った頃です。
当時、レンタル屋で借りて来たレコードをせっせとカセットテープに録音していまして、それなりの量のカセットテープを持つ様になりました。そして、それらは現状のままでは自宅のオーディオかラジカセでしか聴けません。外でも聴く事が出来ればどんなに楽しいのだろう...そんな事を思い始めたのです。
そうなると出掛けた先の小さな家電店(当時は家電量販店はそれ程無かったの)で携帯型カセットテーププレーヤー売り場...いや、「ウォークマン売り場」をハシゴする様になったのです。
いつの時代もジャンルを代表する製品名という物が存在しますが「ウォークマン」もそうでした。携帯型カセットテーププレーヤーは大抵「ウォークマン」で通じる、という状況になっていました。同ジャンルの製品を販売している他メーカーからするといい迷惑とも言えますが、それだけSonyの製品が象徴になっていたのは事実かと思われます。
そんなお話は置いておいて...今も当時も何か欲しい製品が出て来ると時間を掛けて下調べをしていたのが私でした。まあ、下調べと言いつつ、ただ単に興味のあるオーディオ製品を見たかっただけなんですけどw...
当時は様々なメーカーがウォークマンタイプを販売していました。AIWA、National(現・Panasonic)、Kenwood、東芝...さらにググってみましたら三洋、パイオニア、ビクター、シャープ、日立、さらにはDiatone、Marantz(この2社から出ていることは覚えてなかった!!)までも出していた様ですね。
っで、Sonyのウォークマンは値段が高いんです...具体的に覚えてはいないんですが少なくとも5、6千円は価格差があった様に思われます。一方で他社製品にはオートリバースが搭載されていたり、Dolby(ノイズ低減システム)が搭載されていたり、と対ウォークマンを懸命に押し出していたのが印象に残っています。
結局、私がウォークマン、もとい携帯型カセットテーププレイヤーを手にしたのは数年後のことでした...買ったのはAIWAカセットボーイ HS-PX10、価格は定価29800円ですね。決め手はDolby B、Cが搭載されていた上にDSL(重低音用イコライザー?)なるものが搭載されていてオートリバースも搭載されていたからです。
結局、AIWAは3年強ほど使って後にKenwoodに買い替えた記憶があります。因みにKenwoodの方はデザインはぼんやり覚えているのですが製品名が全く思い出せません(汗...
私個人は携帯カセットテーププレーヤーは、この二つで終わりになりました。当時既に大量にCDを持っていたのでCDウォークマン、もとい...携帯CDプレーヤーを使い始めるのです。カセットにいちいち録音するのが面倒だったのでw...
さて、プロンプトコーナー。今回「も」Whiskですw。Illustrious系で実際にある製品を登場させるとなると一気に限界が見えて来るので、どうしてもWhiskに頼ることになりますね(汗...
今回は初代Walkmanこと”TPS-L2”をクリエイティブ・コモンズで許可された写真を用意。Nova 3DCG XLで出演者を生成。あとはWhiskで合体としました。とにかく、こういった画像がものの数分で生成出来る事がありがたいことです。
掲載プロンプトは1枚目です。プロンプトは全ての画像で共通です(10枚目除く)。
1〜4枚目 Whisk、5枚目 FLUX.1[Dev]、6枚目 SD3 Large 3.5、7〜8、10枚目 Nova 3DCG XL、9枚目 Seedream4.0
生成環境 Whisk
本記事は予約投稿です。 2025.10.15
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