堕天の王が堕とされる
「ちょっと自分の実力を試しにここへ。」
「我、堕天の王なり。それも知らずにここへ来たのか?跡形もなく消え去るがよい。」
パチンッ!
指を鳴らすとともに衝撃波が男を襲う。
「ケンカを売る相手を間違えたな。」
舞い上がる土煙の中で平然と立っている男が姿を現し彼女は怪しい笑みを浮かべる。
「ほう、これでは倒せぬか。ここへ乗り込んで来るくらいだ。それくらいで終わってつまらぬからな。
これならどうだ?」
パチンッ!
パチンッ!
パチンッ!
パチンッ!
パチンッ!
パチンッ!
連続での衝撃波が男を襲う!
その1発1発の大きさも先程の比では無い。
だが、男は何も起きていなかったかのように
そこに立っている。
「今ので終わりか?コレがお前の本気か?」
「ふっ!
なかなか楽しませてくれる奴だ!」
深く腰掛けた玉座から立ち上がり彼女は
両手から生み出した光のうねりを男に向かって解き放つ!
「もう俺の勝ちでいいか?コレが堕天の王の力か?
聞いていたのより全然弱いな。話に尾ひれががついたのか?まぁ、負けは負けだもんな。勝者には従ってもらうぞ!」
男は目の前で・・・脱ぎ捨てる。
「ちょ!・・・ちょっと・・・嘘だよな。
我、堕天の王なのだぞぉ?!」
呪文
入力なし